ストレングスファインダーを受けてみた話
※以下の記事は特定のサービスをPRする意図はありません。
絶賛就活中ですが、本命のポジションにshortlistされまして、小論文・面接などを控えています。
今更ですが自分の強みとか弱みとか、そういう面接で必発で聞かれることをちゃんと英語で言語化できるようにならないとな、と思いGalllup社のストレングスファインダーを受けてみました。無料の性格診断とか出来るところは沢山ありますが、さすが有料(で結構高い)のサービスなだけあり、フィードバックはきめ細かい印象です。フィードバック結果はブラウザ上で表示される他、レポートとして25ページ前後のPDFが生成されます。
ストレングスファインダーは強みを伸ばしていくことが成功に繋がるという考えのもと、約30分間くらいかけて2択問題をひたすら答えていき、34の資質が自分の中にどれくらいの強さで備わっているかをランク付けしてくれます。ランク上位の資質が自分がどのような人間であるかを表すもので、まさに自分の強みと言えるようです。ランク下位の資質は備わっていない訳ではないけれど、最も力を発揮しにくい資質ということで、まぁ弱点ということで良いでしょう。
なんとなく自分の結果をまとめておくと今後のいろいろなことに役立ちそうな気がするのと、時間が経ってから振り返ると面白そうなので結果をまとめてみます。
上位5資質(強み)
親密性:グループで集まるより、1対1の親密な人間関係を好む。他人の職種や地位よりも人間性や性格に興味を持つ。質問・読書・研究・観察をしたり、人の話を聞いたりすることで、頭を新しいアイデアで満たす。最高の仕事をするのは自分の専門性を組織に活かせる時。自分を最初から最後まで忙しくしていられる活動を好む。他人を信頼するのに時間がかかるため、親しくなるのが難しいと思われることが多い。仲間ではない人からは排他的でよそよそしい印象を与える可能性がある。
慎重さ:几帳面で実直。意思決定や選択する際に細心の注意を払う。発言する前に深く考える。あらゆるリスクを軽減し問題の発生を防ぐ。1人になりたいという要求が尊重された時に喜びを感じる。偽りの褒め言葉を不誠実と捉える一方で、他人にフィードバックを行う時は慎重になる。他人をなかなか褒めないが、褒める時は本心。人付き合いにおいて、引っ込み思案で近寄りがたく、滅多に人を褒めない人という印象を与える可能性がある。
調和性:対立を好まず、合意を求める。一人一人の発言に何か価値のあるものを見つけて、それを認める。全員のニーズや期待をかなえる道を探る。適切な解決策を特定するために他の人の専門知識を頼る。準備のできていない状態で行動を始めることはなく、事前に十分なリサーチを行う。物質的なリソースや資金を節約する必要性をよく理解している。日常的に人と対立する職務や状況は苦手。アイデアマンからは不満に思われる可能性がある。
分析思考:パターンを調査・診断・特定するのが得意。批判的思考は現状把握に役立ち、客観性をもたらす。もっとも差し迫った必要性を特定し、重要性と緊急性に従って対応する。答えを探すために体系化した質問をする。他の人々よりも注意深く人の話に耳を傾ける。特定の事実・出来事・データ・人々のコメントの間に合理的な結びつきを導き出す。感情的・主観的・個人的な意見を持つ人と対立することがある。質問をしすぎて、周りの人は信頼されていない・アイデアの妥当性を疑われていると感じさせてしまうことがある。
学習欲:学ぶことが好きで、本能的に最良の学習方法を知っている。常に向上することに駆り立てられている。情報を選び取って素早く吸収し継続的な学習を自分に課すので、常に最先端の情報を獲得しようとする。きつい仕事や長時間労働にも慣れている。学習することを重んじるあまり、他人にこの価値観を押し付ける傾向がある。学ぶ過程が楽しいあまり、成果を重視しないことがある。
下位5資質(弱点)
社交性:この資質が高い人は、知らない人と出会い・惹きつけ味方につけることが得意。この資質が低い人は、社交的な場で控えめでゆっくり行動することが多い。この資質の低さを克服するためには、社交の場では知り合いに頼って新しい人を紹介してもらう、会議やイベントに参加する前に会話のきっかけになる質問や話題のリストを作っておく。
包含:この資質が高い人は、相手を受け入れることが得意で、人の輪から外れている人に注意を払い、そのような人を輪に入れようと努力する。グループの輪を広げようと努力する。この資質が低い人は、友人を選ぶ際は選り好みして自分と共通点のある人を選ぶ傾向がある。この資質の低さを克服するためには、初対面の人には共通の話題を見つけるために具体的な質問をする、他人を排除するつもりはなくともそのように感じられてしまう可能性があるので毎朝の挨拶を欠かさないようにする。
競争性:この資質が高い人は、競争相手がいることで奮い立つ。世の中を見渡して直感的にほかの人の業績に気づき、自分自身に対する評価基準とする。この資質が低い人は競争意欲がないわけではないが、他人に勝ちたいと思うよりかは、自分の過去の記録を破ることを意味することが多い。この資質が低い人は、競争心の強い人を批判したり、過小評価したりしないよう注意する必要がある。他人の期待に応えることで、モチベーションが高まるかもしれないので、上司やパートナーから、定期的にパフォーマンスのフィードバックを求めるようにする。
ポジティブ:この資質が高い人は、人をよく誉め、すぐに微笑みかけ、どんな状況においても常にポジティブな面を探し出す。情熱的であり、しかも自然にその熱意を人に分け与えることができる。生き生きとしており、他の人たちに活気を吹き込み、やる気を起こさせる。この資質が低い人は、サポートや賞賛が控えめ。この資質の低さを克服するためには、周囲の人に最近の個人やチームの成功を挙げてもらって称賛に値する部分を認識するのに役立てる、自分自身が活力や楽しみの源になることを期待するのではなく、人々が互いに語り合うような構成的な活動を行う、ポジティブなエネルギーを持つ人々と、より多くの時間を過ごす努力をする。
指令性:この資質が高い人は、存在感があり、状況の主導権を握り決断を下す。自分の考えを他人に強く主張することを苦痛とは感じず、ひとたび考えが固まると、それをほかの人に伝えずにはいられない。この資質が低い人は、リーダーシップ能力が低いとは限らない。リーダーシップに必要な対立や厳しい会話を好まない人や、他のリーダーのような存在感がない人でも、人間関係や説得力で成功できるかもしれない。この資質の低さを克服するために、意見の相違に直面したらなぜ自分と違う見方をしているのか自問してみる、重要な会話に備える、データ・他者の視点などの情報を集め事前に下調べをしておく。
*****
上記のように34資質をランク付した結果、「実行力」「戦略的思考力」「人間関係構築力」「影響力」の4つのうちどれに一番強みがあるのかが判定されます。私は「実行力」に一番強みがあるそうです。
たくさんの質問に答えた後に導き出されている結果なので、「当たっている」のは当たり前として、強みの資質においても注意すべきことや、相対的に弱い資質を克服するためにどのようなことを意識すべきかなどがフィードバックでもらえるのは面白いなと思いました。なかでも、自分の社交性の低さに悩むことが多々あり、はじめましての人が沢山いる場で自分の力だけで自分の良いところを知ってもらうのに苦労して疲れ果ててしまうことがよくあります。そんな自分をいつも情けないなと思っていましたが、その場で頼れる人を頼って生きて行こうと思いました。まぁこれまでもそんな感じでやってきてはいる訳ですが、自分の行動原理の説明書を得たような気がしました。
多分このサービスは企業とかでは職員に受けさせたりするようなものだと思うので、個人で自腹で受ける人は多くないかもしれません。自分の強み・弱みをちゃんと把握している人、言語化できる人には不要なサービスだと思いますし、費用に見合わないと思います。私の場合は、今後仕事の面接を予定しているので、自分の強み・弱みを客観的に整理するのに役立ったような気がしています。面接においては、フィードバックに書かれている表現を参考に練習した上で、自身の強み・弱みを説明出来るようになれれば良いなと思っています。