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新潟ぶらっと建築さんぽ【建築巡礼14】

もののついでの新潟版です。
まずは新潟市北区の豊栄地区、で、用事を済ませてから帰り際に長岡市。
自分でもなぜこうなったかよくわかりませんが、結果的に盛りだくさんになりました💦
(タイトルの写真は、海岸線を延々と北上していった時の風景。いやーいい景色だ^_^)

新潟…北陸新幹線ができて、北陸からはかえって遠くなりました…高崎経由なら新幹線乗換えで行けるんだけども…運賃高くなるしなあ💦
見出しの写真のような海沿い、水田の中、森の中を繰り返して北上しました。
写真は、ブルボン本社/遠藤秀平建築研究所/柏崎市/2015年
残念ながら電車の車窓からのみです😭
新潟市立葛塚中学校/安藤忠雄建築研究所/新潟市北区/2004年
水田の中にいきなりできあがったという感じ。
よく言えばここにここまでよく作りきったなあ、と。
曲面配置の校舎に吹抜けを沿わせ、一体感を感じることのできるすごい校舎のような気がします。
今度は前もって見学のお願いをしてから来訪しないと💦
先ほどの校舎に、ピロティ+キャンティレバーの管理棟とこの体育館。
これも構造的になかなかすごいみたいですが、もちろん見ることはできず。残念。
https://www.kanebako-se.co.jp/works/view/268
潟博物館(ビュー福島潟)/青木淳建築計画事務所/新潟市北区/1997年
螺旋状に上階に繋がって行く、展望施設です。
学生時代にこういう構成はよく考えていて、現実になったらどうなるんだろうちずっと思ってて。
実際に建設当時の評価も相当に高く、なんとか一度見てみたいと思ってました。
遠くからも目立つんですよね、これ。
潟に刺さった楔という印象。
ホール部分から福島潟を見たところ。開放感が半端ではありません💦
ホール自体が使いやすいかどうかはうまく言えませんが…
スロープ部分が展示空間になってます。
吸音のためもあってか、天井は絨毯のような仕上げ。
へー、こうくるか、と。
また、全方向に向かって開いているのですが、やっぱり陽が指す方向はカーテンを閉めざるをえず、空調を効かせざるをえないので、方向により結露もしていて。
この辺りは現実的なところとして難しいところですね。
潟来亭/新潟市北区
このあたりの昔の民家を再現したものとのこと。
本当に?移設したんじゃないの?かなり年季を感じたのですが、今は中が喫茶店となっており、お茶してる時間もなく、ゆっくり見学できませんでした💦
再現とすれば、かなりのクオリティと思います。
遊水館/青木淳建築計画事務所/新潟市北区/1997

内部はプール。
それを斜めに跨ぐように2階が配され、上から見学できるという施設です。
コースの端から端が見えないところがもどかしそうですが、競技用ではないのなら問題ないのかな?
1階部分からは潟の雰囲気を感じることのできる庭を見ることができます。
潟のほとりで水遊び、というコンセプトなんでしょうね。
新潟市立豊栄図書館/安藤忠雄建築研究所/2000年
これもなんとか来てみたかった建物です。
十和田といい、上野といい、さらには神戸や中之島や遠野など、実は図書館建築を多く設計してるんですよね。
安藤建築の持つ静謐な雰囲気は、図書館と相性が良いと思います。
一言でいうと、非常に良い建築でした!
この建築の構成は単純です。四角と丸の平面、その干渉部分にエントランス及びホール。
これはその四角の部分。中央部分に大きな吹き抜けがあり、トップライトから光が注ぎます。
こちらは丸の部分。中は児童書が主。天井が高く、ハイサイドライトから光が注がれます。
この周囲にメディアコーナーや管理部門が配されています。
干渉部分。点字ブロックがエントランスからカウンターへと延びています。
ちょっとごちゃっとしてるけど、そこから丸と四角に向かって開放的になっており、強弱の付け方が非常に巧みです。
つくしこども園/安藤忠雄建築研究所/新潟市北区/2007年
図書館で写真を撮らせてもらうために手続きをしてた時に、この存在を教えていただきました。
安藤忠雄らしくなく、比較的簡易な作りに見えます(外観からしか見れないからなあ💦)が、かえって好感が持てます。
新潟市北区文化会館/松田平田設計/新潟市北区/2010年
新潟市って立派な文化会館がすごく多いイメージです。
秋葉区文化会館と江南区文化会館は一度是非とも見にいきたい…
そう思っていたところで、つくしこども園に向かう時にえらい立派なホールっぽい建物が…
ふらふらと寄ってみたら北区文化会館とのこと。
ここにここまでやりますか…ごつすぎません?💦
こういう施設が多いのは市町村合併での色んな駆け引きがあったのかなあと勘繰ってみたりして💦
ホールも立派そうだし、スタジオもしっかりしてるんです。
市のメインの文化ホールでなくてこれってすごいです…。
昼食は、どうせなら新潟っぽいものと調べに調べまして。
本当はラーメンかバスターミナルのカレーをと思っていたのですが、時間的に無理と判断_| ̄|○
結局は新潟駅近くの魚沼釜蔵 ぽんしゅ蔵(ああ、なんて魅惑的な響き…飲んでしまいたい…😭)で、タレカツ丼と蕎麦のセット。
福井のソースカツ丼とも違うんですね美味しかったです😋
新潟駅南口駅舎接続施設/堀越英嗣+堀越共同企業体、東日本旅客鉄道、パシフィックコンサルタンツ/新潟市中央区/2009年
新潟駅から、南にバスターミナルなどの施設を拡張するために増築された部分です。
広場に対してテラスも拡がっておる、開放感のある良い建物と思います。
よくよく考えたら、北口が新しくなってるはずでした。
しまった…そっち側をなぜ見に行かなかったんだろう💦
長岡市シティホールプラザ アオーレ長岡/隈研吾建築都市設計事務所/長岡市/2012年
で、「ちょっと行き先を間違えて」帰りに長岡によることになってしまいまして💦
調べたら、なんとか終電には間に合いそうだったので胸を撫で下ろしました。
その電車までは2時間…まあいいや、長岡を満喫しよう、と。真っ先にここに向かいました、アオーレ長岡。
長岡市庁舎を中心とした複合施設です。
ガラスで中の市庁舎の雰囲気を垣間見ることができます。
市役所職員を身近に感じることができるのはいいことなんだろうと思います。
アオーレといえばルーバー、隈研吾といえばルーバー💦
この量、半端ではありません。
でもこのルーバーのおかげで微妙な距離感が成立しているのは事実です。
広場(トオリドマだっけ?)に向けて開いている建物と言われればたしかにその通り。
7時、8時で結構人が集まっていて、そこから街の人の流れに繋がっているような気がします。
まちなかキャンパス長岡/長岡市/2011年
なんだこの紫のライトアップは??ということで立ち寄ってみました。
まあ、ライトアップの色次第なんでしょうが💦ちょっと強烈💦
長岡にある四つの大学と提携した施設のようです。
長岡って何気にすごいですね💦
米百俵プレイス・ミライエ長岡/松田平田設計、(デザイン監修)プラネットワークス/2023年
聞いたことがある名前を見つけてフラフラときてみました。再開発か何かで聞いたんだっけ?
色んな施設が入ってるんですが、2階の「互尊文庫」とやらが設けられていて、見学してみました。 図書館?
たくさんの学生さんたちが自習してました。
アオーレといい、ここといい、こういうハーフパブリックな空間が多く、長岡市民が羨ましくなりました^_^
上の写真に見える、講義室を中からみたところ。
この空間が吊られているところに違和感を感じつつ、構造的には問題なくできるんだよな、すげーなあと軽く感動してました💦
さて、どうせ長岡に来たのなら、長岡らしいものを…駅から遠くないところで…と検索に引っかかったのがここ「いちまる」
店内、やばい、いい雰囲気だ💦
すごく色んなメニューがあってどれも美味しそうだったけど、一番オーソドックスに醤油生姜ラーメンをば。
なんか懐かしくてホッとする味。
めっちゃ美味しゅうございました。
次に「狙って来れた」時には、他の創作的なメニューも頼んでみたいっす^_^

やっぱり新潟は広い、長い💦
何度も行っているのに、まだ新潟市の見たい建物が見終わらず、新潟市のオススメをまとめられずに困ってます^_^💦
今回の豊栄図書館は絶対入れないとあかんな!
あと、これまではいつもへぎそばを食べて、笹団子を買って帰るというのが一連の動きでしたが、バスターミナルのカレーと、五大ラーメン(「長岡生姜(しょうが)醤油」「燕背脂」「新潟濃厚味噌」「新潟あっさり醤油」「三条カレー」)を制覇しないと!という新しい目標もできました!
またご紹介できればなんて思ったりしてみたり^_^
それではまた!

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