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しまなみ海道サイクリング 2016年

以前、娘が一人で自転車に乗り四国を一周しました。案外走れることを知っていたので、「しまなみ海道を一緒に走ろうか」と言ったところ「行く」とのこと。

2016年6月10日 早朝、大阪府茨木市にある娘のマンションから出発しました。娘は京都の大学へ進学したのですがキャンパスは茨木市にあるため茨木市に住んでいます。娘のクロスバイクを車に積んで出発しました。娘のマンションから吹田インターまでは近いのですぐに中国道に乗りました。私は、尾道でレンタル自転車に乗ります。

この日を選んだ理由は、私が6月19日から入院するからです。心房細動の治療のため心臓アブレーション手術を受けます。ですからこのときは心房細動の状態です。

娘は、高速道路を走っているあいだずーっとiPhoneで英語のラジオを聞いていました。英語ができるようになり外国を自由に旅行するためだそうです。

そして10時頃、尾道に着きました。

梅雨なのに天気がいいです。私が乗る自転車を借りて11時頃出発しました。今治まで80kmを夕方までに走れるでしょうか。

尾道から向島まで渡し船に乗りました。偶然同じ船に乗ったイギリス人のおねえさんと娘は楽しそうに話しています。英語ができるっていいなと思いました。娘はすぐに友達ができる性格なのでどこへ行っても楽しそうです。

そしてこのイギリス人のおねえさんと15kmほど一緒に走ることになりました。イギリス人のおねえさんは、途中でフェリーに乗り尾道へ戻っていきました。

さあこれからペースを上げます。

イギリス人のおねえさんと分かれたあと近くにいた方に写真を撮ってもらいました。私と娘です。

島に降りるとこのような景色を見ながら走ります。とても楽しいです。このままどんどん進んでいくとサイクリストの聖地に着きました。

とても暑いので、アイスクリームを食べました。夕方までには今治へ着きたいです。

橋の上から見える景色はこんな感じです。右側に見える砂浜は以前しまなみサイクリングに出場したときエイドポイントになっていた場所です。そのときは土砂降りの雨の中110kmを走りました。今回は真夏のような天気です。

そしてやっと今治市へ到着しました。これが今日の宿です。娘が予約したゲストハウス”シクロの家”です。確か1泊2800円だったと思います。室内は改装してありとてもきれいです。風呂はないのですがシャワーがあります。このゲストハウスを経営している方は、二人乗り自転車で世界80カ国を10年かけて奥さんと走った方です。私も本を買って読みました。

夜になり晩ご飯を食べに外へ出ました。娘が四国一周のときお世話になったおっさんと待ち合わせしました。3人で白楽天という店へ行きました。私は2回目でした。そのおっさんと話をしていると北朝鮮へ研修に行ってきたとか言ってます。たぶん朝鮮半島出身なんでしょう。娘がさらわれなくて良かったと思いました。1人で自転車旅行させるのも危険と隣り合わせです。

この店の名物である”何とか”です。美味しかったです。(笑)

ビールも飲んで私が3人分支払いました。娘が四国でお世話になったほんのお礼です。そのおっちゃんの車で宿まで送ってもらいました。シクロの家は他に宿泊客は少なく4人部屋でしたが私と娘の2人で使いました。エアコンもよく効き熟睡できました。3泊4日の旅行に一緒に行く娘って珍しいんでしょうか。

シクロの家は今治駅のすぐ前です。せっかくなので今治駅で朝ご飯を食べました。パンの店があるというので行ってみました。パンのモーニングでしょうか。美味しかったです。これから尾道まで戻ります。また80km走ります。

最初の橋である来島海峡大橋に登る途中です。橋の下から撮ってみました。瀬戸内海は波が無くゆったり明るいです。私は高いところが苦手なので登る途中も怖いのですが我慢して登るしかありません。

どこの島だったか忘れましたが娘が外周コースへ行くと言います。普通は橋から島に降りると短い方の道を走り次の橋へ行きます。でも「こっちの方が楽しそう」と言って走り出しました。

「娘よなぜそっちへ行く?」と思いながら着いてきました。とっても好奇心旺盛です。

そのおかげできれいな景色をたくさん見ることができました。でも心房細動なんですけど。(笑)

ある橋へ登る道です。昨日に続き今日も暑いので日陰で座って休みました。風があって涼しいです。何回も休みながら進みます。

何という橋か忘れましたが尾道に近づきました。この橋の自転車道は日陰で風が通り涼しいです。左右が見えるのも良い感じです。

尾道に到着し私が借りた自転車を返して娘の自転車を車に積んで今日の宿へ来ました。尾道の商店街にある”あなごの寝床”というゲストハウスです。

昭和30~40年代のイメージです。私が小学生の頃を思い出しました。ゲストハウスなので外人が多いです。白人、黒人など様々です。

受付はこの廊下の奥にあるらしいです。不思議な空間です。細長い昔の建物を使って営業しているの”あなごの寝床”という名前になったようです。ここも確か1泊2800円だったと思います。

チェックインして荷物を部屋に置き1階の食道で晩ご飯を食べました。ほんとに昭和時代の小学校という感じです。最近商店街が廃れていくと言われていますが、尾道の商店街は平日なのに賑わっています。上の写真は1階の食道から道路の方を見たところです。

私はカレーとビールを注文しました。少し風邪気味で喉が痛いです。

このアルミのトレーも昔懐かしい物です。小学校のときの給食で使っていた物とそっくりです。

この日の夜は、喉が腫れているせいでイビキをかいてしまいました。夜中に娘に起こされました。横を向いて寝ます。少し熱もあるのかなと思いました。

翌朝、起きて車に乗り山陽道、中国道を走り大阪に戻ってきました。尾道から大阪まではそんなに遠く感じませんでした。私が最初に就職した会社では吹田に配属されていたので土地勘があり吹田という看板を見るとホッとします。茨木のイオンで買い物をして娘のマンションに到着しました。少し横になって休んでから石川県の自宅へ戻ることにしました。

今回、茨木泊、今治泊、尾道泊と3泊4日の旅行でした。天気も良く楽しかったです。


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砂原康治 (発明家)
ありがとうございます。起業以来、下請けと工賃仕事をせず自分で考えたものを世に出して生きてきました。その経験をノンフィクションとして書いています。