ヒプノシスマイクにハマっても鬼滅の刃にハマっても羅小黒戦記にハマっても呪術廻戦にハマっても、人生がなくなってしまった話

ヒプノシスマイクが好きだ。直後に鬼滅の刃にハマり、羅小黒戦記にハマり、呪術廻戦にハマり、どれも同じくらいの熱量で愛している。

でも、人生がなくなってしまった。きっかけは、入院だった。なぜ入院したのかは省くが、3週間にわたる入院はつらかった、とだけ言っておく。

でも本当につらいのは、入院が理由で会社を解雇させられてしまったことだ。幸いにも次の仕事が(以前の仕事より条件は悪くなるとはいえ)すぐ見つかった。この会社が、ブラックとまではいかないものの、果てしなくグレーだった。前の会社がホワイトの中のホワイトというかんじだったせいもあり、初日から私は辞めたいと思っていた。勤め始めて1ヶ月と少し、今も、辞めたいという気持ちがぬぐえない。

これを書いた頃、世界はヒプノシスマイクのおかげでキラキラと輝いて見えた。コロナなんかに負けないと強い気持ちを持てていた。ヒプノシスマイクは免疫力を高める(※民間療法です。

鬼滅の刃も私を救ってくれた。今、映画の成績がすこぶるよいというニュースが流れるたび、ああ、映画館へ行きたいと思う。羅小黒戦記もそうだ。もうすぐ上映が終わってしまうのだから、4回目を観に行きたいのだが、ままならない。

すべては仕事のせいだ。詳しくは書けないが、毎日毎日残業残業、何時に終わるのかわからないけど、出社してすぐには残業が確定しているという状態。私の仕事が遅いわけじゃない。他の人の仕事が遅いんだ。納期も短いし、やることは簡単なものの複雑な手順を踏まねばならない。

イラつく。

人生は仕事のためのものじゃない。疲労の溜まった金曜日、ヒプアニから呪術廻戦をリアタイしても、寝てしまって忘れて、朝には内容が頭からすっぽ抜けているために、配信を待ってもう一度観ているという状態である。配信ありがとう。配信が早いのって、違法アップロード防止のためだよね?

人生は、仕事のためのものじゃない。私にとっては。趣味や、のんびりした時間や、恋人あるいは友達とのやりとりが、人生だと思う。仕事が楽しくて仕方ない人なら、人生は仕事のためと思うだろう。残念ながら私はそうではないし、手順さえ覚えれば誰だってできるようなつまらない仕事ですり減らすのは、不健康だと思う。すぐ辞めたい。でも、すぐ辞めたら次が見つかるかわからない。コロナじゃなかったら、もうちょっと決断が早かったかもしれない。今、この状況下で後先考えずに仕事を辞めるのは得策ではない。

それにしてもつらい。定時は17時15分、残業は19時半まで続く。もっと条件の悪い会社で働いている人からしてみたら、19時半なんて大したことないと思うかもしれないが、始業は8時半だし、そもそも人と比べてどっちがマシか、なんて言うのはナンセンスだ。

じわり、と死の足音が近づいてくる。死にたくなる。ふっと、歩きながら、死にたくなる。こんな生活じゃ、愛したいものも愛せない。私に、ヒプノシスマイクを、鬼滅の刃を、羅小黒戦記を、呪術廻戦を、返して欲しい。

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