ぼくの大冒険。
土曜日。
線路を渡ったところにある1キロ離れたパン屋さんと図書館へ行ってきました。
わたしの突然の思いつきです。笑
朝、炊いたご飯を食べ終えてしまい
(わが家は土鍋で炊く方法なので、朝なくなるとちょっと大変…でも美味しいからやめられないのです)
お昼ごはんを考えている時に思いつきました。
もう、北海道の夏は終わるだろうし
(実際この日限りすっかり秋になりました!)
こんなに天気がいいのに家にいるのはもったいない!と。
歩いていけなくは無いかな?と目論んでおり、
暑さや距離を考慮して、途中抱っこも覚悟して
息子に提案してみたところ、目を輝かせて行きたい!と。
いそいそと 食器を洗い、歯磨き洗顔、洗濯を畳み、日焼け止めと虫除けを塗って途中休憩できるようにレジャーシートとついでに帰りに図書館へ返す本も持って、いざ出発!
外に出て、錆びた古い階段を降りていると、突然息子が言いました。
「駅行く!」
…駅の連絡通路を渡ると、線路を渡るよりも距離が短くなるのでそうする予定でした。
「うん、駅行こうね」
そう伝えると、足取り軽く、あっという間に駅に到着するや否や
「バス乗る!」
…え?
バス乗るの?!と思いましたが(予想外)
たしかに、循環バスが通っているのです。
人口1万人ちょっとのこの町のこの地域。
ほぼ車社会な土地柄なので、バスを近隣で使う人はほとんどおらず、いつ見てもバスに乗っている人はあまり見たことがないのでした。
そして、どのバスも町興しの成果で?4月からの新品バス。
乗車時間も5分くらい。
ちょうどいいバスがあったので、乗ってみました。
お客さんは、やっぱりわたしと息子だけ。
乗ってみると、新しい匂いいっぱいの小さなバスで運転手さんも雰囲気がとても良い方でした。
息子はこの町で乗る初めてのバスにどきどき。
少ない口数ながらに、わくわくが伝わってきました。
バスを降りて少し歩いて行くと、家庭菜園や共用の畑?にたくさんの野菜。
ツユクサがたくさん生えていたり、まだ紫陽花が咲いていたり。
いろんな景色を見て楽しみました。
パン屋さんの近くに公園があることを知ってる母は、「こっちかな?」と道をそれとなく誘導。
でも、本人は「こっちだ!」と自分で選んでいる風で、冒険している間満載!
公園に着くと、こちらも誰もいない。
公園に遊びに行っても、誰もいないのが常です。笑
ブランコ、うんてい、シーソー、滑り台と、遊具を制覇!
何日構、違う公園の滑り台は、自分からは滑らず、「かっか来る。(こっちに回ってきて一緒にやろう、の意)」だったのに。
この日は自分で1番上まで登り、滑り台を滑ってご満悦!
そして、一通り遊んで気が済んでから、また少し歩く。
曲がり角を曲がるとパン屋さんが見えます。
だっこ〜とかいいながらもなんとか自分で歩き続けている息子。
曲がり角を曲がると…
「⚪︎⚪︎さん!!!(パン屋さんの名前)」
ムービーで撮っておけばよかったぁぁというくらい、目を輝かせて、表情を華やかせ、一目散に走って行きました。笑
大好きなパンが買えて、ご満悦。
「これください!」が言えて、お店の人に聞き取ってもらえて、嬉しかったようです。
パン屋さんの前のベンチで、1つ半食べました。
作り手のパン屋の旦那様にごちそうさまを伝えて、出発。
帰り際、図書館によるミッションが残っています。
(帰り道の中間だったので、気分転換を兼ねて…)
暑い中、何度もいろんなものを見つけては止まる、走る、歩くの繰り返し。
そんなこんなで、図書館にも無事につき、好きな本を借りるため「貸してください」が言え、たくさん本を借りてきました。
帰り道、仕事終わりの夫が迎えにきてくれて、車にのって3人で帰宅。
途中乗り物を挟みましたが、2時間半の大冒険でした。
合流した夫に、目を輝かせながら
「ぼく、すごいことをしたよ!!」と報告しているような、キラキラしている表情が見れました。
また行こうね。
今度は風も今よりも冷たくて、トンボが飛んでいるかな。
長い距離のお散歩、大人もいい運動になりました!