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はじめてのFootball Manager

Football Manager 2024が正式発表されて、日本語&Jリーグが公式で実装され、新規ユーザーが増えそうなので、はじめてFootball Managerに触る方に向けた記事です。
なお、PC版での説明ですので、コンソール版だと一部(主にMod)は適用できない内容があります。
また、Football Manager 2024発売前に執筆していますので、一部適さない内容があるかもしれないことは、ご容赦ください。


0.ゲームを起動する前に(PC版のみ)

  • PCスペックについて

    • Football ManagerはPCゲームとしては要求スペックが低いので、5年以内くらいに発売された、メモリ8GB以上(16GBあればかなり快適)あるPCならストレスなくプレイ可能

    • グラフィック面での要求スペックも低いのでGPUのないPCでも問題なし

  • 実名化Mod

    • ライセンスの関係で、デフォルトの状態ではドイツやブラジルなどのクラブ名が偽名だったりしているため、それを実名に変えるためのMod

    • 有名なところだと「SortItOutSI」と「FM Scout」にある(リンクはFootball Manager 2023のものリンクを2024のものに修正)

    • 新規キャリアゲームを開始する前に適用しないと、完全には適用できない

    • また、ゲームのアップデートが来ると、一部再適用する必要がある場合もある(フォルダを削除して置き換える部分)

    • 導入方法はリンク先に書いてあるので、頑張って英語を読むか、ブラウザの翻訳機能を使おう

  • フェイスパック・ロゴパック

    • これまたライセンスの関係で、ごく一部の選手・クラブを除くと、選手の顔写真が表示されなかったり、クラブロゴが架空のものになっている

    • SortItOutSIにフェイスパックロゴパックともに複数の種類があるので、好みのものをダウンロードして適用しよう

      • 大量の画像ファイルを圧縮したファイルなので、容量もすごく大きい(一番画像の多いCut Out Player Faces Megapackは約11GB)ので、ダウンロード時には分割されたファイルを全部ダウンロードする必要があったりして、時間がかかるので注意

      • また、大容量の圧縮ファイルなので、Windowsの場合は7-Zipを使わないと正常に展開できないので注意

      • Torrentで一気にダウンロードすることもできるので、抵抗がなければTorrentを使うのがオススメ(「Torrentって何ぞ?」という方はTorrentを使うことのリスクも分からないということなので、使い方は解説しません)

    • ただし、これらのModは厳密に言うと、肖像権などに抵触しそうな気がするので、ダウンロードリンクが削除されたりしても文句を言わないこと。また、個人利用の範囲内にとどめること。

    • フェイスパック・ロゴパックなどのグラフィックス系のModはゲーム途中でも導入できるので、もし適用し忘れてゲームを始めてしまっても大丈夫

    • 導入方法はリンク先に書いてあるので、頑張って英語を読むか、ブラウザの翻訳機能を使おう

  • カスタムスキン

    • ゲーム画面の見た目を変えたり、デフォルトでは搭載されていないインスタントリザルト(試合の結果のみを見る機能)などを使うために導入するもの

    • 必須ではないが、インスタントリザルトは便利なので導入することをお勧めしたい

    • これまた「SortItOutSI」と「FM Scout」に色々公開されているので、好みのものをダウンロードして使おう

    • 上記以外にも個人サイトで公開しているものも多数あり、個人的なオススメはyukari_sanSasの2つ

    • 導入方法はyukari_sanのページの下の方に日本語で書かれているが、ダウンロードして(圧縮ファイルだった場合には展開してから)、「ドキュメント\Sports Intaractive\Football Manager 2024\skins」フォルダにファイルを置いて、ゲーム内の設定でスキンをダウンロードしたものに設定変更すればOK

1.新規キャリアゲーム開始

新規キャリアゲームの開始手順は社畜ゲーマさんにて解説記事があるのでそちらを参考にしてください。
Football Manager 2022での手順ですが、おそらくFootball Manager 2024でも大きく変わらないはずです。
そのうえで、押さえるべきポイントを解説します。

  • 複数のクラブを渡り歩いての監督キャリアを行うことを考えていない場合、自分がプレーするクラブ(以下、「自クラブ」)を決めてから、アクティブなリーグを設定することがオススメ

    • 自クラブについては、好きなクラブでプレイするのが一番だが、特にこだわりがない場合、財政面で恵まれているリーグの第2集団のクラブががオススメ

      • 戦力の割に理事会からのノルマが低いことが多く、移籍に関しても取れる選手が多いので難易度が低め

      • ヨーロッパならイングランドかドイツの第2集団、具体的にはManchester UnitedやChelsea・Dortmundなど、優勝が義務付けられている訳ではないが、上手くやれば優勝も目指せるクラブ

    • 自クラブの国は下位のリーグも稼働させたり、自クラブと関係の深い国(Jリーグなら韓国やオーストラリア、ドイツならポーランドやオーストリア、スペインやポルトガルなら南米各国、フランスならアフリカ各国)もアクティブなリーグに設定すると、獲得しやすい選手が増えたりする

      • ドイツやスペインの様に、リザーブチームが下位のリーグに参加しているクラブの場合は、そのリーグをアクティブにしておかないと、育成面で不利になるので注意(詳しくは若手育成のすゝめ 後編参照)

    • どこのリーグでプレイするにせよ、南米の2強であるブラジルとアルゼンチンは最低でも1部リーグはアクティブにしておくと良い

      • この2か国はコストパフォーマンスに優れた優秀な選手が多いので、どの国でプレイするにせよ、役立つ選手が増える

    • 自クラブの国が所属するサッカー連盟(UEFAやAFC)のリーグランクが高いリーグもアクティブにしておくと大陸大会が盛り上がる

    • アクティブなリーグを増やすと推定ゲーム速度が下がるので、あまり大量のリーグをアクティブにすることは避けたいが、個人的には☆1まで推定ゲーム速度が下がってもそれほどゲーム内の進行速度にストレスは感じない(さすがに☆0.5は遅く感じるが)

    • ゲーム開始日については、自クラブのリーグのプレシーズン開始時点が一般的だと思う

      • ただし、個人的には新規キャリアゲーム開始直後にすることが結構あるため、プレシーズン開始の1か月くらい前の日付がオススメ(アクティブなリーグによって、選べるゲーム開始日は変わってくるので、その中で一番目的に近い日付にする)

  • 自分の分身である監督の能力については、ゲームに慣れてくるまではライセンスは「コンチネンタルプロライセンス」、経歴は「代表選手(世界レベル)」と最高に設定すると難易度が下がるのでオススメ

2.新規キャリアゲーム開始直後

新規キャリアゲーム開始直後にまずやらないといけないことについて解説します。

2.1.戦術設定

戦術設定を行わないと、ゲームの進行ができなくなっているので、まずは戦術構築メモを参考に戦術を構築してください。

2.2.スタッフの入れ替え

新規キャリアゲーム開始直後は、自クラブのスタッフが、能力が低かったり、そもそも人数が足りていなかったりするので、スタッフを入れ替える必要があります。

  • スタッフ検索画面に表示されるスタッフと自クラブのスタッフを比較して、自クラブの明らかに能力の低いスタッフには「契約の相互打ち切り」を行う

    • 就任時の自クラブのスタッフは必ず「契約の相互打ち切り」に応じるので、「契約打ち切り」よりも安価な補償金で契約解除できる

  • 各スタッフは基本的には理事会の許可する人数の上限まで雇用する

    • 上限まで雇用したら、理事会に各種スタッフの増員を要求する

      • 特にスカウトとフィジカルトレーナーは人数が多ければ多いほど良いので、しつこく増員を要求した方が良い

      • また、トレーニングを担当するコーチは、各トレーニング種別に専任のコーチが一人ずつ雇用できるまでは増員しておきたい

  • まず最初に必要なスタッフは、自クラブの戦力を正確に把握するために、選手レポートを作成するスタッフ

    • 選手レポートを作成できるスタッフ職種は、アシスタントマネージャー・コーチ・ゴールキーパーコーチ・フィットネスコーチ・ユース育成責任者・スポーツディレクターに限定される

    • 重要な能力は能力判定と潜在能力判定

      • ユース育成責任者とスポーツディレクターはこの2つが高いことが多く、また、職種としても必要な能力に設定されているので、この職種で探すのがオススメ

    • 雇用後は、スタッフ → 責務 → アドバイス&レポート画面で「選手のレポートを提供する」を担当させることを忘れずに

  • 次に重要なのがスカウト(とフットボールディレクター)

    • スカウトは能力判定と潜在能力判定が高いスタッフを優先し、スカウト全体で見たときにスカウト知識のある国がなるべく多くなるようにする

      • スカウト知識のある国が増えると、スカウトによる視察を行っていない選手でも、性格がわかったり、移籍金が「不明」ではなくなる

  • その次がトレーニングを行う各種コーチ(シスタントマネージャー・コーチ・ゴールキーパーコーチ・フィットネスコーチ)とフィジカルトレーナー・スポーツサイエンティスト、ユース育成責任者

    • 各種コーチは、トレーニングを担当したときに☆が多くなるコーチを雇用する(詳しくはトレーニングメソッドにて記載)

    • フィジカルトレーナー・スポーツサイエンティストはそれぞれ理学療法・スポーツサイエンスの高いスタッフを優先

    • ユース育成責任者は能力判定と潜在能力判定が重要だが、それに次いで性格と好きなフォーメーションも重要

      • ユース育成責任者の性格がユース加入選手に影響を与えるので、なるべくプロ意識が高い性格のスタッフを雇用する

      • 好きなフォーメーションはユース加入選手のポジションの偏りに影響するので、なるべくメイン戦術と同じフォーメーションにしたい

  • それ以外のスタッフは重要度は低いので、急いで雇用しなくてもOK

    • 最初から自クラブにいるスタッフを残しても良いし、スタッフの公募をして応募者から契約しても良い

2.3.親善試合の設定と戦術の見直し

  • 親善試合はシーズン開幕戦までに、最低でも週1回のペースで設定する

    • 親善試合の目的は、①選手のマッチシャープネスの向上、②戦術が機能しているかの確認、③チームのまとまりの向上

      • 選手のマッチシャープネスの向上のために、親善試合では、マッチシャープネスの低い選手を優先的に起用する

      • 試合を見て、戦術が機能していないか確認するためには、ある程度実力の近いチームと親善試合を設定する必要がある

      • 「戦術が機能していないな」と感じた場合は、シーズン中の立ち回りに記載したような戦術の調整を行う

        • 戦術の確認が終わった後は、カスタムスキンを導入しているなら、試合をインスタントリザルトで結果だけ見ると楽

      • 親善試合を増やすと、チームのまとまりが上がるので、親善試合を増やしても良いが、その場合は故障リスクも上がるので、注意すること

  • 選手レポートを作成するスタッフを新しく雇用した場合、選手レポートの☆の数が変動している可能性があるので、改めて自クラブの選手層を確認

    • 選手層を確認した結果、レギュラーと考えていた選手が実はそこまで強い選手でなかったり、控えと思っていた選手が思いのほか強かったりした場合、フォーメーション変更も含めて戦術の見直しを行う

2.4.移籍活動

新規キャリアゲーム開始時に「最初の移籍期間の活動を行わない」オプションをONにしていない場合、移籍活動が行えます。
選手レポートを作成するスタッフを新しく雇用し、戦術の見直しを行った結果、補強が必要なポジションや余剰人員が出てくるはずです。
Football Manager 移籍期間の立ち回りを参考に、選手の補強・放出を行いましょう。

他には、スタッフの責務も自分の好みに設定しておいた方がよいです。
ゲームに慣れるまでは、トップチームの移籍と契約関係以外はスタッフに委任できるものは委任してしまった方が楽です。
慣れてきたら、徐々に自分で担当する範囲を広げていきましょう。

ここまで来れば、後はシーズン開幕を迎えて、試合をこなしていきます。
シーズン中の注意事項はシーズン中の立ち回りを参考にしてください。

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