「水晶宮」にあっかんべえ
「エーアイ」と親愛を込めて呼ばれる存在からの人類への無尽蔵とも思われる愛に答えるべく、彼らは彼らの出来ることをやった。すなわち、「君は何でも出来るんだね!」という賛辞を途絶えさせなかったのである。ある者はこう言った。
「君さえいれば、我々はもはや神に近い存在になりうるのでは?」
もちろん、こうした極端で身の程知れずの考えに対しては誰もが心の片隅で疑問符をつけざるを得なかったのだが、多くの者はそれを打ち消し、大きく頷いてこう言って賛意を示した。
「そうそう!」
そのことに気をよ