「雇用調整助成金不正受給」「労働裁判」「妻のがん治療」50代男の誰も得しない話!⑭
2021年10月中旬
役員会に出席。
前回も書いたように
各部門長は順番に呼ばれ運営状況を報告する。
相変わらず各部門長は毎月雇用調整助成金の
不正受給の申請をしているようだ。
私も以前書いたように
勤務時間を改ざんして申請をしていた。
この日も人件費のことばかり
この状況下では経営が厳しいのはわかるが
その為の雇用調整助成金である。
会議後、他部署のスタッフと
少しの間だが話をする時間があった。
私は雇用調整助成金の申請について聞いてみた。
ある女性スタッフは不正申請を
パワハラまがいの強要されていた。
(パワハラまがいというか…パワハラです)
私より酷いことをされていた。
その女性スタッフは語学も堪能で
海外とのやり取りや国内外イベントなどを担当。
重要な仕事も任され
「なんでも屋」のように
いろんな事に関わっていたが
私と同じように
「散歩がてら会社に来たことにして
休業申請しろ」
「趣味で会社に来ていることにして
休業にしろ」
などなど強要されていた。
社長には雇用調整助成金のことを
何度か説明していたようだ。
理解しないのかできないのか?
話は通じなかったとの事。
重要な仕事にも関わってきた彼女は
申請通り休業すると電話が入り
厳しく怒られていた。
社長との話し合いの結果
「毎日休業しろ、
ただし本当に休業してもいいのは1日だけ」
と強要されていた。
しかし休業してもいいと言われた1日でさえ
休むと電話が入り怒鳴られていた。
今更ですが
この時代遅れの漫画のような話
全て事実です。
社長は会議の席でも質問をしてくるが
次の会議でも同じ質問をしてくる。
何も覚えていないので書面で渡すが
それも残していないので無駄になる。
パソコンが使えないので
データに残すこともできない。
こんな会社なので
まともな従業員の
鬱憤は溜まり愚痴も止まらない。
後に彼女は休職するまでに追い込まれていった。
その後も不正受給に加担するように
強要されていました。
緊急事態宣言や蔓延防止法が発令され
会社の業績も悪い状態が続き
従業員たちはダラダラとした
月日を過ごしていたが
2022年秋になり
ついに労基からヒアリングが入ることになった。