「雇用調整助成金不正受給」「労働裁判」「妻のがん治療」50代男の誰も得しない話!【40】
10月、二人で病院に行きました。
麻酔科医の話を聞いているときに
手術は開腹で行うと聞いた。
最初に子宮体癌と診察されたときは
内視鏡手術ですぐに職場にも
復帰できると聞いていたので
妻は
「開腹手術なんて聞いていませんが」と聞いたが
「開腹手術で聞いております」
と言われていろいろと説明された。
その後に主治医との話で
リンパにも転移している
ステージ3であると説明を聞いた。
「簡単な手術手言っていたじゃないですか」
「お気持ちはわかりますが…」と言われ
病状の説明を聞かされました。
何を言われたかは頭には入らず
詳しいことは覚えておりません。
よくわかりませんが
G3とか言われ悪性であると言われた。
生存率のことなども話された。
ショックでしかなかった。
その後
病院を出ても何もしゃべらずに車に乗り帰宅。
家に入った途端に二人で泣き崩れました。
「なんで、私なん」
「なんか悪いことした」
何も答えられませんでした。
そして私の顔をしばらく見て
「私死ぬの」と聞かれました。
その時の妻の顔は一生忘れないと思う。
気軽には「頑張ろう」とは
とても言えませんでした。
さんざん世話になり迷惑もかけてきたのに
何を言ってあげれば良いのかもわからず
一緒に泣いているだけでした。
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