【イベント開催レポート】共創コンテストBRIDGE 2024 二次審査会を実施！

2024年11月15日、知・地域共創コンテストスタートアップ提案型「BRIDGE」の二次審査会が開催されました。本コンテストは、スタートアップと地域が共働して、社会課題を解決する新たな社会システムを創り出すことを目的に実施しています。BRIDGEは、一般部門と海洋産業（BX）部門の2テーマで課題解決策を提案します。海洋産業（BX）は、駿河湾の地理的特性を活かした静岡市ならではのテーマです。

6月にエントリーを開始してから、77件の提案応募を全国よりいただきました。一次審査では、市長も含めすべての提案に目を通して審査が行われました。満員の会場で行われた今回の二次審査会では、一次審査を通過した9件がピッチ審査に臨みました。1チーム当たり7分の持ち時間で実施され、各チームが解決したい課題やソリューション、社会実装に向けたロードマップなどを発表しました。二次審査会に選出された9チームは以下です。

１：株式会社asai
　　発表テーマ「経血検査システムの開発」

２：【選定】株式会社ウミゴー、Marine Sweeper
　　発表テーマ「しずまえアップサイクル 釣りの地域資源化」

３：株式会社CSAtravel
　　発表テーマ「インバウンド向け観光コンテンツ『イーグルツアー』」

４：【選定】特定非営利活動法人静岡ビジネスサポートセンター
　　発表テーマ「若者のシビックプライドを醸成し人口80万人を目指すプロジェクト」

５：一般社団法人しずおか民家活用推進協会
　　発表テーマ「【YUI YUIプロジェクト】空き家・民家活用による地域コミュニティ再生、ソーシャルビジネスモデル構築

６：【選定】株式会社NearMe×静鉄タクシー株式会社
　　発表テーマ「持続可能な観光交通と生活交通の共存」

７：一般社団法人 日本ROV協会
　　発表テーマ「潜水士不足を解消するダム・港湾等水中インフラ点検向け ROV（水中ドローン）技術者および事業者の育成

８：【選定】株式会社LiveQuality大家さん
　　発表テーマ「『住まいと繋がり』提供スキームの静岡モデル開発

９：【選定】株式会社Lively×天神屋
　　発表テーマ「食がつなぐ、聴くでつながる心身の健康増進プロジェクト」

ピッチでは、革新的な技術やアイデア、地域特性や資源を活かした挑戦に取り組むチームなど、スタートアップならではの視点で社会課題への解決を提案いただきました。二次審査の結果、5チームが次フェーズである実証実験フェーズに進むことが決定しました。選定チームには実証支援金が授与され、その資金を活用してプロジェクトの具体化を進めていく予定です。

すべてのチームに対して、社会課題解決に向けて真摯に取り組む姿勢と熱意を称え、市長より表彰状が全チームへと授与されました。

「社会課題が山積している現状を知るとともに、それらに多くの方が関心を持っており、こうした形で課題解決に取り組む意義も再認識できました。」「これほど熱量の高いコンテストはなかなかないですね！スタートアップ、地域関係者、行政等が一丸となって取り組む姿勢に感銘を受けました。」などの感想も審査員からいただきました。

イベントの最後に市長からは「今回、取り組んでくださっている各チームの皆さんのエネルギーが多くの賛同を生み、私もうるっとしました。これが地域の文化になるのではないかなと思います。”皆で社会課題を共有して一緒に解決していく”その想いがあれば前に進んでいくと考えています。今日、選ばれたチームだけではなく、ほかのチームも一緒になって、社会課題解決に向けて取り組んでいきたいです。」と締めの挨拶をいただきました。

「BRIDGE 2024」二次審査会は、スタートアップと地域が共に未来志向で課題解決に取り組む姿勢を示す、貴重な機会となったように思います。2025年3月には成果報告会が予定されており、そこでは活動内容や実証実験等の発表がされます。

選定チームの今後の取り組みは、静岡市noteでも更新していきます！
お楽しみに・・・！