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【イベント開催レポート】共創コンテストUNITE 2024 二次審査会を実施!

2024年11月14日、知・地域共創コンテスト行政課題発信型「UNITE」の二次審査会が開催されました。本コンテストは、スタートアップと地域が共働して、社会課題を解決する新たな社会システムを創り出すことを目的に実施しています。二次審査会では、221件の提案応募の中から一次審査を通過した12件がピッチ審査に臨みました。

会場が、多くの来場者で熱気に包まれる中、審査会がスタートしました。

ピッチは1チームあたり7分の持ち時間で実施され、各チームが共創プランとして、解決したい課題やソリューション、社会実装に向けたロードマップなどを発表しました。環境問題から交通インフラ、高齢者福祉まで、多岐にわたるテーマが取り上げられました。一次審査通過後からスタートアップと課題を提示した行政の担当課が共創チームを立ち上げ、密接に連携し、ミーティングを重ねながら、具体的な実証実験の計画や実装に向けた取組内容を共に検討してきました。発表の場ではスタートアップだけでなく、行政の担当課職員も自らの言葉でプレゼンテーションを行う姿が見られまさに「共創」が体現されていることも感じられました。

二次審査会に登壇した12チームは以下のとおりです。このうち、5チームが実証実験フェーズに進むことが決定しました。

1:【テーマ:交通】選定
   『シェアリングムーバーで、高齢者が移動に困らない暮らしを実現
   Fracti合同会社
   所管部署:交通政策課・高齢者福祉課

 2:【テーマ:まちづくり】
   『データドリブン商店街~DXを活用した商店街活性化プロジェクト~
   ピーディーシー株式会社
   所管部署:商業労政課

 3:【テーマ:地域自治】
   『町内活動をスマートに繋げる:町内リンク360
   株式会社コサウェル
   所管部署:市民自治推進課

 4:【テーマ:交通】
   『大谷・小鹿地区を拠点とする新たな交通サービス
   産電工業株式会社
   所管部署:大谷・小鹿まちづくり推進課

5:【テーマ:まちづくり】
   『商店街情報発信力強化プロジェクト
   ジオ・マーク株式会社
   所管部署:商業労政課

 6:【テーマ:子供・教育】
   『安心安全な「子どもの遊び場商店街」から始める笑顔のまち~子どもの見   守りDX化による「見える」安心の提供へ~
   株式会社TOKAIケーブルネットワーク
   所管部署:子ども未来課

7:【テーマ:地域自治】選定
   『次世代のスマート自治地域団体の負担軽減&活性化
   ジャパンベストレスキューシステム株式会社・株式会社グッドライフ
   所管部署:市民自治推進課

8:【テーマ:まちづくり】
   『AIを活用したSNS施策による食のブランディング化構築基盤
   AIQ株式会社
   所管部署:商業労政課

9:【テーマ:環境】 最優秀賞・選定
   『大谷・小鹿地区から始める公民連携で目指すカーボンニュートラル
   株式会社LEALIAN・nicomobi株式会社・静岡ガス株式会社
   所管部署:大谷・小鹿まちづくり推進課

10:【テーマ:交通】選定
   『郊外・山間地域における「公共ライドシェア」の推進
   株式会社パブリックテクノロジーズ
   所管部署:交通政策課

11:【テーマ:観光】選定
    『世界とつながる静岡のお茶ツーリズム
   株式会社そふと研究室
   所管部署:観光政策課

12:【テーマ:地域自治】
   『地域福祉の未来を創る、次世代の民生委員・児童委員の活動方法の実現
   ためま株式会社
   所管部署:福祉総務課

選定チームのプロジェクトは、それぞれ静岡市内の実証実験フィールドや実証支援金を活用しながら、社会実装を目指します。審査員からは、選定チームについて「今日、改めてスタートラインに立った状態であり、ここからが社会実装に向けた本番ですね!」という激励の言葉が送られたほか、そのほかのチームに対しても、「どのチームも素晴らしい提案内容でした。継続を目指して努力を続けてほしいです。」とのエールが送られました。

イベントの最後には、市長から参加者や携わる関連各位への感謝が述べられました。市長は「今回、コンテストに応募いただいた221件の提案内容は全て、私自身も目を通しました。これほど多くの熱意あるアイデアが集まり、地域とスタートアップが一体となって課題解決に向けて動き出せたことは非常に感慨深い」と語り、その言葉には涙ぐむ場面も。

これらの取り組みは単年度で終わるものではなく、中長期的な視点で地域課題解決に向けた持続可能なプロジェクトとして推進されます。また、2025年3月には成果報告会が予定されており、そこでは活動内容や実証実験等の成果が発表されます。

静岡市は、コンテストを通じて社会実装された社会システムが市内や他自治体にも広がり、課題解決の仕組みとして波及することを目指しています。


選定チームの今後の取り組みは、静岡市noteでも更新していきます!
お楽しみに・・・!


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