フジテレビは何故、外資規制違反なのに免許取り消しにならないのか
今話題のフジテレビ。中居君問題もあるのですが、いろいろとその他の問題も多い感じです。その一つに外資規制違反があります。フジテレビの株主に外国資本が20%以上入っている問題について考えます。
解説動画はこちらです。
■外資規制
外資規制とは、テレビを海外資本に牛耳られると①プロパガンダを流される。②国民を洗脳される。③世論を外国の都合の良い方向に誘導されてしまいます。これを防止するために総務省がNTT法、放送法、電波法などで規制をかけている。立花孝志氏「テレビは核兵器より強烈な洗脳装置」としゅちょうされています。
■放送法
NTT法は通信分野となんとなく理解できるのですがフジテレビが放送法、電波法に該当するのかを調べてみました。出所は総務省のWebです。
電波法と放送法の違いはハードかソフトなのかです。放送事業はソフトですね。だから外国資本は20%未満でないといけない。
違反すると放送免許をはく奪になります。
■免許はく奪事情
すでに東北新社という会社が免許はく奪になっています。
東北新社は4K放送を開局するにあたり、申請をしているのですが、申請時点では外資20%未満となっていました。
しかし実態は20.75%だったので申請は不許可ということで免許はく奪。
これに対してフジテレビ。こちら吸収した子会社の子会社(外資)がフジテレビの株を50株もっていた。この50株と、子会社化した会社の株との相殺をしてもわずかに0.00042%が規制対象の20%を上回る。
しかし、この持ち合いの株式の是正をすぐ行ったので免許はく奪を免れました。
このような状態を総務省曰く「一旦欠格事由」というらしい。それでフジテレビは免許はく奪にならなかったという話です。