日曜の夜ぐらいは...
ほとんど仕事しかしてない気分。でも睡眠はたっぷりとっているし、ごはんもおいしく食べてるし、お酒も音楽もむさぼっている。いま、ここに本がすこし入ってきた。朝比奈秋さんの『植物少女』と、教授の『ぼくはあと何回、満月を見るだろう』。それと、ときどき歩いている。
仕事以外は「快」を超優先しているけど、仕事ももっと「快」を求めてできるといいな。殺気立っている自分がほとほといやになる。何かを忘れているような気がずっとしているし、締め切りを反芻してはぞっとしているし。毎日、小さくても一つ一つ、何かを終えてはいるのだけど、なんとなくずっと、仕事に追われている感覚があり、ちょっとつらいなと思うことがある。からっぽになる日がほしい。
昨晩、ドラマ『日曜の夜ぐらいは…』の最新話を観た。このドラマを観ている間、ずっと半笑いの自分に気付いてちょっと気持ち悪いのだけど、ほほえましさの絶頂がずっと続くのだから仕方ない。ときどき、ちょっとだけ泣く。
出てくるみんながかわいすぎるし、男女も年齢もあいまいに見えてくる。みんなが幸せになってほしいと願わずにはいられない。
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近所に白い柴のような甲斐犬のような雑種のような犬がいる。いつも角をまがって犬が見える通りにわたしが現れると、けっこう遠くからでもこちらを向いて尻尾をふりながら吠えていて、かわいい。
私有地のガレージの一角につながれているので、中に入ることがはばかられるため、よく散歩の途中などに、5メートルくらい離れた私有地の外側に立ち止まって犬を眺めていた。おとといは飼い主のおばさんがちょうど私有地内の畑で作業をされていて、犬を見ているわたしに声をかけてくれた。
このおばさんは、おととしの秋くらいに、たまたま通りすがっただけのわたしに柿をたくさんくれた人だった。おそらく話をするのはそれ以来ぶりなのだけど、今回もまるでずっと前から知っているみたいにいろいろ話しかけてきてくれた。すこし面食らったけど、犬を撫でさせてもらったり、私有地内で育てているという金魚を見せてもらったりして、ほんの10分ほどですっかり茶飲み友達風な関係性が生まれていた。
『日曜の夜ぐらいは…』を観ていて、このおばさんとの時間を思い出していた。
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ドラマで「最大の復讐は、幸せになること」という言葉を聞く度に、「わたしもずっとそう思ってがんばってきたよ」と、彼らと手を取り合い、肩を抱き合いたい気持ちになる。
とりあえず、日曜の夜ぐらいは好きなドラマをちゃんと観れるといいけど、日曜はなぜか22時をすぎると猛烈に眠くなり、実はリアルタイムではあまり観てないのだった……(TVer様々)。
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