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夕空しづく/詩人・小説家
2021年12月23日 08:53
大人になっても文章を書き続けていたら、言葉に言葉をもらうことが増えた。色んなひとが、色んなところから言葉をくれた。離れたところに住んでいる親友。別の国に住んでいる友達。あまり話したことのなかった友達。別の領域で表現活動をしている、かつてのクラスメート。本好きな小学生だった私、すべてに怯えた中学生だった私、表現活動を始めたばかりの高校生だった私、物憂げな文系学生だった私、人生の過程で出会っ
2021年10月2日 14:17
「物書きはかすみを食べて生きているわけではない」最近触れた、柳美里さんの言葉だ。血を吐く勢いで頷いてしまった。私は文章が好きだから書く。書くことは呼吸だから書く。でも呼吸はできても、ごはんを食べなければ死んでしまう。家賃も年金も払わないといけない。休職していた期間、お給料が出なくて、ものすごくこわかった。私を経済的に支えてくれるのは会社で、会社を失ったら野垂れ死ぬしかなくて