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人物画講座を受講しました
昨日、埼玉県のワクワク絵画教室で
開催された人物画講座を受講したので、
その感想をシェアさせて頂く。
下書き
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まずは実際にポーズをして頂いてる
モデルさんを見ながら、正中線
(せいちゅうせん)を引きつつ、
角度やバランスを整えていく。
先生には腕の角度や顔のバランスなどを
修正して頂いた。
下書きに関しては、二回目の人物画講座なので
前よりも少し自信が持てるようになった。
陰影の部分を着色する
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下書きが終わったら、まず陰影の箇所に
青色と茶色のソフトパステルで大ざっぱに
着色していく。
ソフトパステルで大まかに着色する
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ソフトパステルで、髪の毛・肌・ドレスを
大まかに着色する。この時、単色ではなく、
2~3色混ぜてランダム性を出してみた。
色鉛筆で描き込みをしていく
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陰影がある所から藍色で着色し、
それぞれに対応した色でタッチを
入れていった(つもり)。
やはりお顔を描く時は自信が無くて、
淡い色を選んでいる。
エッジを入れる
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先生に主に濃い色で、エッジを入れて頂いた。
そこで、私がかなり輪郭やエッジを描く事が
苦手である事に改めて気がついた。
また、ティッシュで一度ボカシを入れている。
さらに陰影を追加し、彩度を上げる
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ドレスの陰影の箇所をより増やし、彩度が低いダーウェントのドローイング中心だった色鉛筆を
彩度が高いホルベインのアーチスト色鉛筆で
肌の赤味やドレスの彩度を上げていく。
ここまでで約3時間経過して、
モデルさんのポーズを取る時間が終了した。
さらにタッチを入れていく
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先生に添削して頂いた事によって
お顔やドレスに濃い色が入り、
より立体感が増した。
写真を見ながら描く事によって
肉眼では見えなかった顔の細部や
洋服の細かいシワが分かるようになった。
手と椅子の部分の描き込みも添削して頂き、
奥行きが出るようになった。
脚を描き込む
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下半身のドレスのシワや脚を先生に描き足して頂いたところ、一気に立体感が増した。
脚のような細かいパーツが非常に重要であると
教わった。
仕上げ
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写真を参考にして、アクセサリーやドレスの
ボタンを描き足した。
すると、よりリアルに見えるようになって
驚いた。
完成
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モデルさんの柔らかい雰囲気を引き出したいと
思い、今回パステルと色鉛筆を選んだ。
モデルさんが着用していた赤いドレスを
印象的に描く事ができたのではないかと
考えている。
所感
今回は「柔らかさ」がテーマだったので、
ミューズのニューブレダン紙
(柔らかくてクリームがかった版画用紙)を
用意した。
また、本来はダーウェントの
ドローイング中心に着色する予定であったが、
肌色を補強するために念のために持ってきた
ホルベインのアーチスト色鉛筆が
かなり活躍した。
実はこっそりピンク(肌)、ワインレッド、
バーガンディー(ドレス)を
ゴリゴリ使っている。
結果として影色がダーウェントの
インクブルー(藍色)中心となり、
引き締まった画面となった。
もっと暖色寄りにしたいなら、影色を
ブラウンやバイオレットで描くのもアリかなと
思った。
先生に添削して頂いた際、先生は
せいぜい5~6色程度で描いていたので、
モチーフに合わせて色相を考えるのが良いのかな
と思った。
先生に絵画が完成した際に、
「濁らないような色選びを」と
ご指導頂いたので、あまり多すぎる色数を
使うのも良くないなと思った。
(色選びは計画的に!)
一緒に受講していた生徒さんの絵を
見た所、生徒さんによってアプローチが
異なるのが非常に興味深かった。
(例えば、服のシワの立体感重視の方、
全体の雰囲気重視の方、タッチが力強い方、
画面が引き締まってる方、などなど…)
私はとにかくエッジと立体感、光の抜け感、
タッチの方向性の考え方が苦手なので、
もっと意識して描いて克服したいと考えている。
ご指導頂いた先生、モデルさん、
読んでいただいた読者の皆様、
ありがとうございました!