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子犬の甘噛みをやめさせる方法・しつけ《実体験あり》

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子犬の甘噛みをなおすしつけは、じゃれあいや遊びの中で教えていきます。
ここでは、決して大きな声で怒るようなしつけではなく、犬の感情に覚えこませる方法をご紹介します。

どうして犬は甘噛みをするの?

そもそも犬は、「噛む動物」です。噛むことを悪いと思っていないのです。
子供が人をついたたいたりするように、犬も、つい噛んでしまうのは当たり前のことです。
通常子犬として生まれた後、お母さんと兄弟と暮らしながら、じゃれあい、噛んだり噛まれたり。そして噛まれたときに「お!痛い」と思い、なんとなく加減を学んでいくものなのです。

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でも、その経験をあまり出来ないまま飼われたわんこは、手加減をせずに飼い主さんを咬んできます。
本人は悪気なんてなく、遊んでいるつもりです。
甘噛みだからと放っておいたら、そのうち本気で咬む子になってしまい、そうなると治すのが本当に難しくなってしまいます。

その前に、甘噛みも、まあまあ痛いです。我が家も本当に本当に悩みました。遊んであげようとスキンシップをしだすと、すぐに噛みだす。これが痛い!

子犬の甘噛みを止めさせるしつけは、早ければ早いほど良いでしょう。
子犬とじゃれあったり遊んだりしている中で、いけないという事を覚えさせる方法ですので、小さな子犬のうちからしつけをしてもらって大丈夫です。

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まず、犬の5大行動欲求を知りましょう。

甘噛みに限らず、犬の問題行動は欲求を満たされていないことが原因の場合が多いようです。
まずは犬がどうしたいのかをよく知り、その環境を整えた上でしつけを始めましょう。
欲求が満たされないまましつけだけをしても、やっぱりもとに戻ってしまい、すべてを諦めたくなってしまいます。
しつけの成果を早く上げるためにも、犬の欲求をまず満たしてあげましょう。

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1.快適な生活空間が欲しい

一緒に生活している場所は、犬にとって気持ちのいい空間ですか?
清潔さ、広さ、適切な温度、静かさ…
犬が生活していて、イライラしなくてよい空間を作ってあげましょう。

2.かじりたい。においをかぎたい

「かじりたい」欲求は、犬にとって本能と結びついた強いもの。
かじってもよいおもちゃなどを与えて、いっぱいかじらせてあげましょう。
ここは、直接あまがみが減ることにもつながってきます。
「においをかぎたい」欲求も、子犬にとっては大切なこと。
お散歩のときは思う存分クンクンさせてあげてください。

3.エネルギーを発散したい

犬にはもともと恵まれた運動能力があります。
常にエネルギーを使いたいという欲求があるので、たまには激しい運動もさせてあげましょう

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4.人や犬とかかわっていたい

犬は、人のパートナーになるように作られたそうです。
そのため、人が大好きです。わんこによってもさまざまですが、散歩で他の犬や飼い主さんと触れ合うのは、とてもいいことです。

5.健康でありたい

当然ですが、どこも痛いとこがなく、自分の体が健やかだと機嫌も自然に良くなるものです。
毎日の体調チェックや、予防注射等はしっかりとしてあげましょう。

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5つの欲求が満たされていれば、必要以上に咬むことはなくなるでしょう。
ただ、犬の本能としての噛みグセは、しつけをしなければ無くなることはありません。

これから、我が家の愛犬「もこ」に、相当ひどかったあまがみを止めてもらうことになった唯一の方法をご紹介します。

まずは下準備

「かじりたい」欲求をしっかり満足させます。

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↑こんなおもちゃを用意してみましょう。縄でできたデンタルコットンというおもちゃです。
一人でもカジカジして遊べますし、飼い主さんと引っ張りっこしても楽しいです。
投げて、「もってこーい」もできますよ。
噛みごたえがあるので、「かじりたい」欲求をかなり満たしてくれまます。


しっかりと「かじりたい」欲求を満足させたつもりでも…
やっぱり噛んじゃう愛しいわんこ…。

そんな時は、これ!
怒るようなしつけではなく、感情に働きかけるしつけです!

我が家が実践して成功した、甘噛みをやめさせるための方法

もこを飼い始めて知ったのですが、犬って、怒っても通じない。
「だめよ」「やめなさい!」って怒ってるのに

あそんでくれてるの?
もっとあそぼー!!!
イエイイエイ!

ってなるのです。
だからと言って、大きな声で怒るようなしつけは、犬に人間に対する恐怖心のみを与えることになりますので、あまりおすすめしません。

うちのもこは、それはもうやんちゃで、すぐ調子に乗る。
遊んでたらすぐに噛んできて、それがもう痛くて痛くて。
この「知らんぷり大作戦」を本で読んで徹底的に実施したところ、あんなにひどかったあまがみが全然無くなりました。
もちろん大人になった今、本気噛みもしません。

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「甘噛みしたら知らんぷり」のやり方は?

やりかたは、いたって単純です。
一緒に遊んでいて子犬が噛んできたら、「痛い!」と大きな声で言い、子犬が噛むのをやめたら、遊びを中断します。
咬まれた人間は、黙って部屋を出ていくのです。

そうすると

え?なんで?もう終わりなん?

って顔をします。そんな顔をしたら大成功。
これを何度も繰り返すうちに、

噛んだら誰もいなくなるやん。つまらんやん。

って気付くのです。

ここで大切なのは、残された犬がしょんぼりするように、

おもちゃは残しておかない
他の飼い主さんも部屋から出ていく

ようにしてください。

なるべく犬が

なんだかぜんぜんつまらない…

ってなるように。

「楽しい」と「つまらない」の差が大きければ大きいほど、効果は高いです。

出ていくときは、

見ない
触らない
声をかけない

こうすることで、楽しいことがすべて終わった現実に直面するのです。
部屋を出て行ったあとは、1分くらいして戻り、しれーっとします。
ここでまた犬と遊んだり、じゃれあったりはしないようにしましょう。

ここまでくれば、さすがのもこも分かってきました。

遊んでる時に噛むと、
一気に最悪なパターンとなるのね…。

と学んだもこは、少しずつ噛む回数が減ってきます。
でも、やっぱりすぐにはなおりません…。

この方法、簡単ではありますが、根気がいります!
真剣にもこに向かって知らんぷりの演技をしているパパを見ると、笑いそうになります。
でも、続けなければ意味がないのです!

徹底して「噛んだら知らんぷり!」を貫いてください。

知らんぷりこそして愛犬につらい思いをさせてしまいますが、怒ったりはしないので、お互いのためにハッピーなしつけ方法です。

うちのもこは完全にかまってちゃんの、人間大好き犬なのでうまくいったのかもしれませんが、きっとそんな飼い主さんが大好きでたまんないわんちゃんは多いはず。

ぜひ試してみてくださいね♪

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こちらの記事は、高橋書店 犬のしつけきちんとブック「かみグセ解消」を参考に実践したしつけ方法を掲載しております。

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