雫ノ泉

私の言葉1つ1つが雫となって、泉となって、誰かの元に届きますように。

雫ノ泉

私の言葉1つ1つが雫となって、泉となって、誰かの元に届きますように。

最近の記事

誰かと誰かをつなぐ私という存在

思えば、誰かと誰かをつなぐ役割、というのをよくしてきたように思う。 ある友達に別の界隈の友達を紹介をするということ、例えば、中学の友達に、高校の友達を会わせる、ということをよくしてきたのだ。 もちろん無理やり会わせることはしないし、会う時は私を含めて3人以上で会うのが基本だ。 なんとなく、この人はこの人が合いそうだな、と思うこともあったりして、そういう時はこの2人にはぜひ会ってほしい!と強く思ったりもする。 この出会いがきっかけとなって、親しい友人になった人、恋人になった

    • 休職を決めた日

      今日、休職することを決めた。 来週から、休むことになるだろう。 どれだけこの決断を悩んできたことか。 実のところ、だいぶ前に休職の診断書を医師から出されていたのだ。 けれど、それを使うかどうかずっとずっと悩んでいた。 「続けたい」という気持ちと「休みたい」という気持ちが、毎日、毎時間、毎分のように、ゆらゆらと動く。 でも、どうやっても、どう足掻いても、日に日に消耗し、体と心がすり減っていく自分がいて。 その消耗した分をなんとか取り戻さないといけないと、必死だった。 特

      • どこでも住めるとしたら。

        どこでも住めるとしたら。 私はどこに住もうかしら。 どこに住みたいのかしら。 やっぱり、山の見える場所がいい。 それも1つじゃなくて、山並みが見えるところがいい。 朝起きてカーテンを開けると、青空と山が見える。 冷たくて、湿った、木々の匂いを感じて、すぅっと息を吸うだけで、なんだか幸せになれる気がする。 地上から遠くに見る山を想像していたけれど、 もしかしたら山の上から、他の山々を見るのもいいんじゃないかなって。 見下ろす地上の景色と山並みが、 なんとも言えない気持ち

        • 川なのか海なのか、それとも湖なのか池なのか。

          川なのか海なのか、それとも湖なのか池なのか。 どこだか分からないけれど、 私はずっと長い間、溺れていたのだな、と思った。 今は、その川の底か海の底か、とにかく足が着く場所を見つけて、水の抵抗を感じながらも、少しずつ地上に向かって歩いているということを感じている。 水の深さはおそらく太腿か膝のあたりだろうか。歩きにくい、だけれど、歩いている。 確かに私の足は底に触れていて、砂のざらざらした感じ、小石や岩を感じながら、そして時折足をくすぐる小さな魚や水草を感じながら、着実に歩

          ゆらゆら

          ゆらゆら動く、私のキモチは、どっちつかずで。 この曖昧な状態が、とても居心地が悪くて。 言うならば、見えないゴールに向かって走っているような、知らぬ間に波にさらわれて海を浮かんでいるような、そんな感じで。 でも、これは必ずしも無駄な時間ではないってこと。 私がまだ「ゴール」を、「島」を、知らないだけで。 もしかしたら、思いもよらない方法で、私がたどり着く場所に導かれるのかもしれない。 今はただ、この場所を感じるだけ。 ゆらゆらと、揺られて。 ゆらゆらと、感じて。