シンママの娘(6)
平成から新しい元号・令和へ。いきなり令和元年が始まった。蝋人形のような顔色。娘はどうなるのか?
やっと入籍
令和元年を狙って入籍するカップルも多い中、平成のうちに早く早く。
娘は、妊娠初期のひどい「つわり」でなにも食べれない。
リンゴ8等分のくし型切り、1切れ。
イチゴ数粒…本当にツラいやら気持ち悪いやら。
それでも、向こうのご両親に挨拶をして、入籍。
新居は、「もと夫」が住んでいたマンションにゴロゴロと。初期費用もかからず良かった。
これが新居探しからスタートしたら動く蝋人形になってしまうところ。
きっと頓挫してたに違いない。
なかなか、つわりがおさまらず。
娘だけ、しばらく実家の我が家で暮らすことにしました。新婚ながら別居婚が始まりました。
たまに新居、実家に戻る
体調の良い時に、新居へ行く娘。
なんか変なスタイルだ。今度は通い婚。
新しいドライヤーが気に入らないだの、テレビの、サッカーの試合が映らない…
「いまから実家に帰る!」
感覚が、おかしくなっている娘。
結局、妊娠後期まで、実家暮らしとなりました。
体重計がこわい
リンゴ1個やっと食べれるようになり、長い待ち時間の妊婦健診。
暑くなってきて、薄い生地のワンピース1枚で病院で。
体重を毎回計る。
服を着たまま、デジタルの正確な数値、そのままセルフで記入。
肥りすぎは、御法度。注意される。
ボクサーの計量のようだ。
最初から薄着で体重計に乗ったのはマズかった。つわりがおさまり、ムシャムシャ。ふたりぶん食べるのか、どんどん体重が…!
当時、タピオカがブーム。
つわりで飲めなかった反動が爆発し、蝋人形から、飲み食い妊婦と変身したのであった。
娘は、高血圧のため体重制限の指導を受けた。ひと月の体重増加量も厳しくチェックされました。
ずっと薄着のワンピースで
厚着すると、そのぶん体重が増えてしまい、「増えすぎ注意」される。
娘は、ずうーっと同じ薄着のワンピースで健診を受けた。
100gでも軽くしなくては。
とうとう助産師さんの目が三角に!
「薄着ダメ、冷えすぎよ!靴下ぐらい履かないとダメダメ!!」
暑い夏だったが、薄着でごまかせない娘であった。
いつも こころに うるおいを。
水分補給も わすれずに。
最後までお読みくださり、
ありがとうございます。
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