山王美術館 「渡仏から110年 藤田嗣治展」
大阪の山王美術館。以前は難波にありました。ミナミの繁華街、なかなか鑑賞までの気になれず……
そして2022年に新天地へ移転。遅くなりました、山王美術館へ向かうわたしです。
山王美術館
京橋・大阪ビジネスパークへ移転した山王美術館。
空が高く、水と緑の落ち着いた空間で芸術作品を堪能しましょう。
最寄り駅は……
●JR大阪環状線・東西線…京橋駅
●京阪本線…京橋駅
●Osaka Metro大阪メトロ…京橋駅・大阪ビジネスパーク駅
各線・京橋駅…徒歩約5分
大阪ビジネスパーク駅…5分
「プロムナード」と呼ばれる屋根付き遊歩道で駅から山王美術館まで直結しています。
雨の日もたのしく。
お天気を気にせず、おでかけ便利に。
ホテルモントレ株式会社コレクション
ホテルモントレ・ラ・スール大阪とは別棟・独立した建物です。
◆山王美術館は、5階建て。
◆5F…展示室1
◆4F…展示室2
◆3F…展示室3
◆1F…チケットカウンター
ミュージアムショップ
休憩スペース
「心ゆくまで美に向き合う
満ち足りたひと時を」
◆宿泊やレストラン当日利用の方は、
当日のホテルモントレグループ利用が確認できるレシートなど提示で……
300円割引があります。
◆美術館だけでも、もちろんOK。
◆荷物は、1F・返却式ロッカーに預けることもできます。
(わたしは軽装で行きました。お気軽にどうぞ)
川面をなでる緑に誘われて。
ご家族が大阪城天守閣・大阪城ホールのイベントにおでかけ。
そんな日の別行動・じぶんへのご褒美、美術館プランとしてもオススメです。
大阪では、中之島美術館「佐伯祐三」も開催中です。
気分はもうパリジェンヌ?
藤田嗣治展 データ
◆2023年 3月2日(火)~7月31日(月)
◆開催時間…10時~17時
(入館16時半まで)
◆休館…火曜日・水曜日 (5/1開館)
◆入館料…一般1300円 大学・高校生800円
中学生以下500円
(保護者同伴に限り2名まで無料)
◆予約不要。混雑の場合は入場制 限あり
1Fで入館料を支払い・パス貸与
エレベータで5Fへ。
◆飲食不可・水分補給は展示室以外で。
◆あめ・ガムも食べないでください。
◆会話は控えて、お子さまの手をつなぎ作品に触れぬように。
5F・常設展|棟方志功
「青天抄柵を中心に」
木版と紙、版画のあたたかさ。
鑑賞のスイッチが入ります。
階下へ降りるときはエレベータでも、階段でも。
展示室と展示室との間。
休憩・気分転換に景色を眺めてください。
広い窓と木々。ここは、大阪ではないような。
階段は音もなく、陽の光の自然。
迷わずシンプル、すっきりとした導線。
平日の昼下がり。とても静かに時は流れます。
水分補給するならここで。他のお客さまに、ご迷惑がかからぬように。
4F・3F 藤田嗣治展
シンプルに、踊り場を利用。洗練された提示ですね。
扉を開けると展示室。室内にはスタッフさんが1人います。
鑑賞者の妨げにならぬよう、視界に立ち入らず、静かに立ち位置を変えている姿にホテルモントレの品格を感じます。
展示作品リスト・英字版もあり。
いまから110年前・1913年にフランス・パリへ。
藤田嗣治の渡仏前の作品は「花」
花瓶の花が希求するものは……
よく見る自画像。丸眼鏡と猫。
フランス国籍を得た後のレオナール・フジタと思っていましたが、違いました。
藤田嗣治の描く少女たち。
眉がない……眉はあるのだけれど、たぶん金髪うぶ毛でフワフワ。
私たちの黒眉に比べたら、肌に溶けているのかもしれない。
出っぱった眉骨や、そのくぼみ、鼻筋の深さ……
骨格の違いの表現。水彩や油彩のパリ。
1Fミュージアムショップ・休憩
観賞後は、ミュージアムショップへ。ホテルだからか、アピール少なめ、絵はがき・一筆箋・ファイルなど……
大きくないグッズが並びます。
図録は大きめです。
ミュージアムショップのお買い物だけでもよいそうです。
セルフサービスで、コーヒー・紅茶・緑茶をいただけます。
山王美術館の特筆すべき、おもてなし。
ありがとうございます。
コーヒーを飲みながら、余韻に浸ります。ソファーも乳白色。
「休憩室は15分程度のご利用を」と、書いてありますので退場しなければ。
大阪ビジネスパーク・ビルの中の山王美術館。なぜか、あまり人がいないのです。
大阪の美術館の穴場かも。
連休前の今だけかもしれません。
チケット半券(拡大)です。
最近のチケット、味気ない磁気券が多いもの。紙の半券、ひさしぶりの保存版。
これも嬉しいですね!
これも集めたい、また来ます。
山王美術館・秋は横山大観です。
いつも こころに うるおいを。
水分補給も わすれずに。
長文を最後までお読みくださり、
ありがとうございます。