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シンママの娘(28) お金の価値観

さあ、離婚調停2回目。(娘です)
財産分与といっても、できちゃった結婚。
結婚生活は約2年。どうなるのか。


養育費の相場

公平に。収入に応じて金額は決まっている。娘からそう聞きました。
今まで仕事をしていても、収入が激減したり、解雇されたり。
払わない人も続出、そんな時代です。


娘の旦那さまは、勝手に2つの仕事のうち、ひとつを辞めてしまった。
そして、玉遊び場に勤務よろしく日参。
娘と産まれた赤ちゃんと暮らさず、実家に入り浸りで、暮らしに使う現金も渡さない。クレジットカードたった一枚の生活費と軽さ。


本当に、ほんとうに、娘はよく頑張った。
わたしだったら、すぐに逃げた。
たとえ若くとも、そんな根性はない。

養育費の取り決め。
結婚するより離婚するほうが難しい。
これまでを冷静に振り返る。何度も辛くなる。離婚のために。
娘は「いま」を生きることで手一杯だ。 
みんな、そうだ。
お金のこと、養育費なんて先のことまで考えはつかない。



ふりかえり

いまさら気づいたが、
若くて社会経験が少なく、自分の意のままになる異性。
逆に、忍耐力があり経済的にも何をしても言っても我慢する異性など。
そんな異性を嗅ぎ分け、恋愛したり結婚したりする人間も、一定数いるのではないか。
そこに愛はあるのか?



ヘンな話だが、自分勝手な人間を育てるのは誰か?
わたしも反省が多い。親として。
妊娠しても、望まないと……どうなったのか出産や結婚。
この時、わたしの頭の中は、ドロドロしていました。
すこしだけ。

お金、養育費は発生します。
子どもを育てる責任は、多岐にわたる。お金も必要不可欠です。


養育費の表を参照のうえ、
はじかれた金額は、月々・5万円。
旦那さまは、そんなに払えないと言う。


これは多すぎると、思ったのか。
実際、紙オムツ・ミルク・など、この時期は、ものすごく出費がかさむ。お尻ふき・スタイ(よだれかけ)なども、すぐに汚れる服もだ。着替えも多めでないと。
大人以上にお金がかかるかもしれない。



現実の養育費

調停員さんの伝えた
旦那さまの払える金額は、
相場の半分、2万5000円。


「弁護士や!」オットは叫んだ。
娘は、わかっていた。現実に、それぐらいだと。
これ以上、銭カネでごちゃごちゃ関わるより離婚。夜明けは近い。
着地は離婚。
2文字でスパッと斬り捨てた娘に、わたしのドロドロも切れた。



結婚のお祝い金

親戚からの結婚祝い金・50万円。
これがすぺての財。
と、いっても過言ではない。
家計を管理していたのは、旦那さま。
娘が半分の25万円を請求するのは普通だろう。これからの生活を考えて。


最後の……今となっては笑い話だ。


「親戚からのお祝い金50万円は
すぺて親戚に返金した。
だから財産分与は、ない」
送金した通帳を持参し、調停員さんに見せたそうた。


離婚調停では、こんなことは日常茶飯事?
もっともっと、えげつないことは限りなくあると思うが。
養育費は「悲しいし、払いたくない」だの、親戚からのお祝い金を半分渡すのが嫌なのか「返金した」なんて……そこまでするか……
結婚も離婚も出る。


出る。人間性にんげんというものが。




毎週金曜日は
「シンママの娘」の日



いつも こころに うるおいを。
水分補給も わすれずに。


最後までお読みくださり、
ありがとうございます。

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