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天上のバレエ・地上のダンス(89)二の腕モンダイ

バァさんのダンスレッスン。一話完結です。毒にもクスリにもならないおはなし。
うす着の季節、二の腕たぷたぷ。
お肉が垂れ下がり、かなり見苦しい。年中、長袖で隠していますが、レッスンで半袖ウェア着用。
とうとうバレエの先生に指摘されました。
(867文字)


あこがれ・ほそい腕

ぽっちゃりタイプのわたしは、腹筋やら背筋やら、踊り以前のことから、ととのえないといけません。
二の腕だけは、トレーニングの成果なく、というより野放し。若いころよりナニもしないので、贅肉たぷたぷです。


バレリーナのほそい腕。あこがれの「かぼそい腕」。大減量をすると、すこしだけ二の腕も細くなります。でも、そこからわたしの腕は、かわらずです。




ことしもやり玉に

6月の声を聞くと「二の腕モンダイ」が浮上します。早く取らないと。あせります。そろそろ……。

大人クラスで、いちばん二の腕たぷたぷのわたし。両手を横に広げて動くと「波打って」ます。
たぷたぷは、40代からのお友だち。
たぷたぷたぷ。ゆれてます。


「みなさん、毎年この時期になると、二の腕モンダイが浮上します。」


きたきた。


「腕の内側を意識しましょう」
「シズコさん。ヒジが落ちて肉も落ちてます。」


名指し。


とにかく、たぷたぷのブヨブヨ。
ろくな形容詞が出てこない。
わるい見本だ、はずかしい。
サァーと青ざめる、わたし。
ことしこそは、二の腕のたぷたぷを取らないといかけない!

フォロワーさまに教えてもらった体操をやってみよう。
来年は発表会に出る予定。
二の腕タプタプは許されない。


二の腕モンダイ。
体重管理。トレーニング。
みんな いろいろやっている。
汗が噴き出す。はずかしい。


ペンギンの腕。贅肉は、ついていない。うらやましい。まちのシャッターにペンギンがいた。
このペンギンも懐かしい。甘い記憶。


時代は、かわっても
二の腕モンダイはかわらない。


かわらないものも、あるんだ。



カラダは老化するなかで。
たぷたぷココロもゆれている。



毎週木曜日は
「バレエ・ダンスの日」

いつも こころに うるおいを
水分補給も わすれずに


さいごまでお読みくださり
ありがとうございます。


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