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天上のバレエ・地上のダンス(12) キラキラのこころ
きょうはストリートダンスの おはなし。
久しぶりにヒップホップダンスのレッスンへ……
休んでも罪悪感がなくなった
レッスンへ行かないと、みんなから遅れる、じぶんだけできない、サボリと思われる……
バレエのレッスンはその典型。
若い時は、見栄を張っていたし、言い訳も、たっくさん用意してました。
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いやもう、体力も気力も残ってない。
ダメなときはスパッとレッスンを休む。
55歳を過ぎてからカクッと膝裏が折れました。
これが老化というものか。
老化を認めるとラク
素直に認める、わたし。
無理なチカラが抜けたようです。
46歳からストリートダンスに通う。
ダンススクールに片足突っ込み、残りの足もすっぽりと。
習って3年ぐらいはダンス能力は上がり、すこしは踊れるようになった。
50歳を過ぎてから頭打ち。
ここが若い人と違うところだ。
ダンスの上達より老化スピードのほうが速いのだ。
クラスに身の置きどころがなくなった。
まわりの生徒さんはドンドンうまくなっている。つらい。
よいスクールだったが結局……退会した。
「ここをやめたら次に行くとこないのでは」
新しいところや、新しいことを始めることへの不安が大きくなる。
若い時よりも。
新しいヒップホップの先生
規則正しく、まわりとの協調性や自主性を育てられる月謝払いのスクール。
その人なりに積み上がったダンス能力。
退会すると気づきも多く、有り難みがわいてきます。
多少、しんどくても続けられることの幸せ。
家族のお世話や・自身の怪我・転勤などでダンスを止めざるをえない人のも多いこと。
ダンスへの関わりは人それぞれ。
そして、公民館で主婦向けのクラスを発見。
「ヒップホップ」全5回。
いままで、わたしがストリートダンスダンススクールで習っていたのは「入門」「基礎」「ロック」のみ。
ストリートダンスは、ジャンルが多く深い世界なのだ。
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「ヒップホップ」は、お試しで受講したことがあるが、わたしには難しくて断念。
いまならチャレンジできる!
そんな気がして公民館へ。
新しい先生は、若くてキラキラした女性。
わたしは、教える側に何か魅力があればイイと思っていたので、キラキラ感は魅力でした。
ダンスより人間性
これまでにダンスを習った先生で、
・教えるのが好きじゃない
・覚えが悪い生徒にイライラ
・クラスに全体を見ない
・下手な生徒は切り捨て…
そんな先生をたくさん見てきました。
わたし歳をとってるから見えた?
なんとなく感じた部分もあります。
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生活・お金のために、しぶしぶ教えるのダルいけどクラスを持っている先生も。
選べばいいのです。違和感があれば。
どこの世界でも「ひと」ですよね。
今より未来を
キラキラ新しいヒップホップの先生は、生徒みんなを楽しく引っ張ります。
音楽にのせて踊らせてくれる先生。
大阪のオバチャンたちは楽しそう。
キラキラ先生の公民館でのレッスン終了。
引き続き教えます宣言。
やった! 覚えが悪い中高年には、ありがたい。
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キラキラ先生は人と接するのが好きみたい。
教え以前の事だ。人に対する気持ちや心がけが優しい。
もちろんダンスが好き!なのも。
先生のツテで、生徒5人ほど貸しスタジオに移動。
先生の行動も早い。キラキラ。
3ヵ月ほどレッスンがあったところで
先生は、ダンス留学へ。
「前から考えていて。チャンスなので1年間、修行してきます」
それでキラキラとしていたのかな。
先のこと考えている人の魅力。
すこしでも前向きに。ステップを踏み出す勇気。
そして1年後の、キラキラ先生のレッスンを待ちわびた。
オバチャンたちは、身体がさらに動かなくなっているけれど。
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「バレエ・ダンス」エッセイの日
いつも こころに うるおいを。
水分補給も わすれずに。
最後までお読みくださり、
ありがとうございます。