レフィルの功罪
なんのことはない「レフィル」とは「つめかえ用」のことです。
わたしが、はじめて「レフィル」を知り使ったのは化粧品。肌色の粉を圧縮した、コンパクトタイプのファンデーション。なくなると中身だけのつめかえ用・「レフィル」だけを買いました。
(1405文字)
容器は捨てないで
化粧品のレフィルは、メイク用品のアイブロウ(まゆずみ)ペンシル・アイライナーだけではなく、口紅・おしろい…むかしからけっこうありました。
また化粧水や乳液といったスキンケア(お手入れ用品)のレフィルも登場しました。容器は捨てずに中身だけとりかえる。同メーカーのファンデーション・アイブロウならば、ブランド(シリーズ)が違ってもスポッと入ったりします。
容器代のぶんだけ、すこし安く買えます。うれしい節約。コスメは何年かすると廃盤になるもの。うまく使いましょう。
化粧品が「コスメ」とよばれるいまでは、ごくごくふつうのことですね。時代は……かわる。
エコとか、SDGs(持続可能な開発目標)の一助となっています。
つめかえより本体が安い
こまったことに、シャンプー・洗剤のたぐい、生活消耗品は……やっかいですね。
「次から、つめかえ用を買って安くなる」
……つもりが、新製品が出るのが早い、はやすぎる。つめかえ用より「容器つき新製品」(本体)のほうが値段が安い!
エエッ、つめかえ高い……!
わたしの失敗。けっきょく、安い新製品を、買ってしまいます。
そして、カラ容器がゴロゴロと。
シャンプーのカラ容器に、別メーカーのつめかえ用をドバドバと。
さすがにトイレ・浴室の洗剤はしませんが。
罪つくりなレフィルさんたち。
こじゃれた容器をそろえ、キチンとつめかえ派のかたには、ありえないでしょうね。家族にズボラを指摘されるかたも。わすれてください……。
ついにインスタントコーヒー
家で飲むインスタントコーヒー。
そんなにしょっちゅう廃盤にはならない。しかし、レフィル底値はいつだった?
スーパーをウロウロ。新聞も取ってないので広告も入らない。スマホは老眼で数字が見にくい。こまった。
レフィルを買って、そのままパックのはしっこをハサミでチョキン。つめかえせず使うとすぐ湿気でベタベタに。やっぱりガラス容器に移さなくては。
やっぱりコーヒーもレフィルより、ガラス容器に入った本体のほうが安い気がします。
わが家のちかくのスーパーだけかしら。きっと、ガラスびんは重いので敬遠されるのでしょう。下町だし、高齢者もおおいし。
わたしも重いのイヤだ。インスタントコーヒー・サラサラのレフィルは羽のようにかるい。大容量のもあるし。
でも割高かも。どんより悩みだす。このビン入り大特価……。
生活消耗品とおんなじだ。
家用インスタントコーヒー。
きょうもレジカゴに入れてしまった。
ゴトン。ビンのにぶいおと。
あぁ、いわないで。
わかってます。
「喫茶店のコーヒーより安いでしょ」
いつも こころに イイワケを
お店のコーヒー別物よ
さいごまで お読みくださり
ありがとうございます。