シンママの娘(28) それぞれの感情
【訂正とお詫び】
前回、調停のお部屋は夫婦別々と書きました。
正しくは、別々のお部屋で待機・交互に1人ずつ調停員さんのいるお部屋に入り話をする。でした。
たいへん失礼いたしました。
義父母にとって孫は
娘は、離婚調停前に義父母に挨拶しに行きました。
旦那さまより、家に帰るとき挨拶がなかったと指摘があった。
決意表明とお別れの時。
あなたがたの息子に「出ていって」と言われてから、やむなく実家に戻り1か月。
炎天下のコンクリートを40分、電動自転車で登園、通勤。
どれほどの思いで……
この気持ちを、ぶつけたやりたかったはずだ。
義父は、すまなそうに
「赤ちゃんの世話は大変だから、ジャマになると思う、と息子が言ったので……」
だからって、息子の実家ぐらしを黙認していいものか?
昭和の父は家事や育児しない。その感覚でしょうね。
人間として、申し訳なかった、というニュアンスはあったそうだ。
義母は娘に
「あなたは若いんだから、
まだ (子どもを) 産めるしね……」
遠回しに……孫を、おいていってほしい、ということだった。
孫が可愛いので離れがたいとか、経済的ウンヌンとかの心配は一切なし。
「置いていって」とは、置き物じゃあるまいし。
娘は本当に悔しかったに違いない。
旦那さまには育てられるわけがない。
だって今まで、産まれた赤ちゃんのことは、これっぽっちも。
実家に入り浸りで、妻にクレジットカードを渡すだけ。
支払いの明細を見て「今月は節約できた」とか言うだけ。
仕事が自宅待機になっても、家族の自覚なく、玉やコインの遊び場に行っていたではないか。
年老いた義父母に育児を押し付けるのは目に見えている。
それは娘も、誰の目が見ても明らかである。
わたしが育てます
結婚当初から旦那さまに
「親を頼りすぎ・なにも知らない・できない」
……など言われていた娘。
言われ続けると、じぶんは無能だ、子どもは育てられないなど刷り込まれてしまう。
辛い精神状態に陥るものだ。
娘も「子どもは、もういらない」
こんな精神状態になっていたかもしれない。
それでも、じぶんのすべきことは体当たりでやってきたのだ。
娘は、わたしが育てます。
強い軸。調停員さんたちも伝わったと思います。
旦那さまは、
「娘と暮らすことしか考えてない」
絵に描いた餅・レベルの発言。
「こんなに悲しいので、お金を払いたくない」
養育費には、こう返ってきました。
一回目は終了
別々の控室で、お互いに顔を会わせず、時間をずらして交代で入室する。
調停のお部屋の空気は重苦しかったに違いない。
いや娘には、希望の空気に満ちていたに違いない。
子どもの親権・養育費など。リアルな離婚に付きまとう問題。
お金のことで離婚調停を通すのだと、言い切っていた娘。
かつて結婚生活でも、生活費などの現金は、貰えなかった。
他人になれば、養育費は払わなくなるのは推して知るべし。
第三者を通じての取り決めの効力、それが必要。
娘は旦那さまに対し、突拍子もないこと、無理難題は提示していない。
記録を見せてもらう。
◆家庭裁判所家事部・事件番号…
◎夫婦関係調整(離婚)申立事件
◎婚姻費用分担 申立事件
ここで終了しました。
次回は……1か月後です。
いつもこころにうるおいを。
水分補給もわすれずに。
最後までお読みくださり、
ありがとうございます。
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