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大福屋 福原商店さん (大阪府 茨木市)

「茨木」は大阪府の「 いばらき」。
茨城県ではありません。大阪市と京都の中間にあるところです。
いつも、こんなはじまり。
「大福屋 福原商店」さんは、あんこたっぷり回転焼のお店です。
(2163文字)



大福屋 福原商店さん

大福屋 福原商店さん
大阪府茨木市元町6-35
10:00~18:00
火曜定休


もより駅は……
●阪急・茨木駅…徒歩約7分


銀座商店街


せまい路地のような。天井には長い蛍光灯。大福屋 福原商店さんは「銀座商店街」の中にあります。住所が「元町」なので、むかしのもとのまち。
すこし、見つけにくいのがまたよいのです。

回転焼き




銀座商店街の甘味処


阪急・茨木駅から茨木神社につづく、一本道の「阪急本通」。たてものに囲まれた、アーケード商店街。

阪急本通(商店街)


茨木神社への参道であり、地域のお買い物のひとびとで、にぎわっています。

茨木神社


ふとい阪急本通から小枝のように「銀座商店街」と「心斎橋商店街」がのびています。名前からして昭和のむかしからある雰囲気ですね。

心斎橋商店街


「銀座商店街」という名前、大阪でも、あちこちで見ます。東京の銀座にあやかったのか、銀にゆかりがあってのことかは追求しません。想いをはせるだけ、華やかなりし、あのころに。


茨木市の銀座商店街は路地のようなほそい道。丸い看板がないとわからないくらい。片側にお店がならんでいます。片側は空き地です。

知る人ぞ知る、大福屋 福原商店さん。
立て看板があるので進んでいきましょう。



よみがえる昭和のお店

大福屋という屋号、やはり前身は和菓子店だったそうです。1930年(昭和5)創業。
食べる前から期待で、胸ではなくお腹が膨らみます。
あんこ腹、あっ、意味は違います。失礼しました。

朝ドラにも登場


この外観だけでもおどろきます。映画のセットか、三丁目の夕日か。赤ちょうちんということは?なんとイートインもできるのですよ。
さっそく、入ってみます。

「かいてん焼き」器
奥には「たこ焼き」器
二刀流だったのですね
すりガラスと木枠の窓

布のかかった、ついたて (衝立)。
むかし、昭和のお店・銭湯・病院などでよく見ました。目かくしとして、また風の通りがよく湿気がこもらない。クーラーのない時代を思い出します。

うすいベニヤのテーブル

この冷蔵庫を見れば、ガラスを開けてドリンクを取らずにはいられません。牛乳・コーラ・ラムネ……。
やっぱりビール・チューハイがありますよ。
赤ちょうちんに、いつわりなし。

お水はセルフサービスです。カウンターとテーブル3席。丸イスころん。
テーブルに、腰かけました。




回転焼きと、たこ焼きと

回転焼きは大阪での呼び名です。公式ネームは、今川焼き? 大判焼きなどの名前もあります。
これも毎回、書いています。


回転焼きか、たこ焼きか。どっちが先か。近所のお客さんのテイクアウトが多く大将も忙しそうです。
両方、まとめてお願いしました。

たこ焼きは、マヨネーズ要・不要か事前に聞かれます。合理的です。
しかもお値段が、10個380円

たこ焼き
15個570円 20個760円

大福屋福原商店さんのたこ焼きは、
べしゃっとした、たこ焼きではなくコロンコロン。かといって、ふくらし粉でフニャッとした感じはナシ。端正なやわらかい球体。


均一に火が入っていて焼きムラはありません。油っぽくないのは、なぜだかわかりません。油でおぼれたような、たこ焼きも多いのに……。


粉のあつかいと焼き方、もと和菓子屋さんならでは。くやしいが素人には、わからない。
「安かろう悪かろう」というのは大阪では通じないのだ。




回転焼きは大きい

つぶあん 130円

つぶあん1個を注文したのに、2個くっついてる?!
大誤算が発生しました。回転焼きが、ぶ厚くて、2個サイズ。
そんな……。お腹を確認します。

ぱっか〜ん!

自家製あんこがギッチギチ。満タンです!皮も丈夫で重たくて。
つぶあんは固めです。甘くない。


ちまたの回転焼き屋さんは、あんこが鉄の味がしたり、やわらかすぎたりします。それは市販品のつぶあんを使っているからと思います。

大福屋福原商店さんのつぶあんは、上質。お砂糖にもこだわっているに違いない。
お持ち帰り用あんこもあります。
(200g 300円から)


期間限定プリン味


気になっていた回転焼き。
せっかくだから期間限定プリン味を。焼きめがうすく洋菓子のパンケーキのようです。こんな演出にも老舗ならでは。

プリン味200円

やっぱり2個サイズ、もったりとして割れません。下にカスタードクリーム、上にカラメルソース。わかりにくい画像でスミマセン。
たい焼きのカスタードクリーム、あの感じです。

和菓子というよりこちらは洋菓子。以外にも合います。あんこ苦手なかたは、ぜひどうぞ。


白あんも食べたかったのですが、わたしのぽんぽんが、あんこ腹状態に。泣く泣くギブアップしました。あとで考えれば持ち帰りすればよかったのですが。

茨木童子


ココロを鬼にし、次回のお楽しみとします。
大福屋福原商店さんのメニューは、ほかにも……
■夏・かき氷(5月~10月中旬頃)
■冬・ぜんざい(11月~3月)


春は、限定のプリン味。
春の味だったのですね。



プリンの春も新鮮な回転焼き。




毎週日曜日は
「自由テーマの日」


いつも こころに うるおいを
水分補給も わすれずに


さいごまでお読みくださり
ありがとうございます。



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