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クリスマスイブに考える「伝わる」コミュニケーション

このnoteは、ひとりアドベントカレンダー24日目の記事です。
「ひとりアドベントカレンダー」とは、わたししづかが25日まで毎日noteを投稿する企画です。

こんばんは、しづかです!
今日はクリスマスイブですね。

今年は「お家にクリスマスツリーを飾ろう!」と思い立ち、大きめのツリーを購入しました。ところが、本格的な木に満足してしまい、オーナメントを買わずに今日まで過ごしてしまいました(笑)。

「まあ、これもひとつの楽しみ方かな…?」と自分に言い聞かせつつ、来年はもう少し準備をしようと心に決めています。

そんなクリスマスイブの夜、今日は「伝える」と「伝わる」について考えてみたいと思います。

伝えることと伝わることの間にある大きな壁


「伝える」と「伝わる」。
似たような言葉ですが、ご存知の通りこの二つの間には深い溝があります。

たとえば、こんな経験はありませんか?
• 「伝えたはずなのに、やってもらえなかった」
• 「説明したつもりなのに、全く違う解釈をされていた」
• 「何度も言ったのに理解してもらえなかった」

これらのフラストレーションの原因は、「伝えたつもり」だったけれど、実際には「伝わっていなかった」ことにあります。

では、なぜ「伝える」と「伝わる」の間にそんな大きな壁ができてしまうのでしょう?

「過去の経験の差」が生むギャップ


その理由のひとつが、伝える側と受け取る側の経験や知識の違いです。

たとえば、「黒電話」という言葉を思い浮かべてみてください。
世代や経験によって、黒電話に対するイメージは人それぞれです。
• 実際に使ったことがある人
• 見たことはあるけれど触ったことはない人
• 写真や映像でしか知らない人
• そもそも「黒電話」が何かわからない人

もし「黒電話のダイヤルくらいのスピードで…」と例えたとしても、相手がその感覚を知らなければ伝わりませんよね。

同じように、「赤」という色ひとつとっても、受け取り方は多様です。
ピンクがかった赤、朱色、真紅…。
具体的に視覚で示さない限り、相手の「赤」と自分の「赤」が一致する保証はありません。

さらに、言葉そのものが持つ曖昧さも原因のひとつです。

伝わるためにできる工夫


言葉だけで完全に誤解なく伝えるのは非常に難しいことです。
法律でさえ解釈が分かれるくらいですから、日常会話やビジネスでのやりとりに誤解が生じるのは当然のこと。

とはいえ、「伝える」から「伝わる」に近づけるための工夫はいくつかあります。

1. 共通の体験から共通言語を作る


一緒に手順を実践するなど、体験を共有することで「あれみたいな感じ」といった抽象的な表現でも伝わりやすくなります。

2. 図式や写真を活用する


言葉だけでは解釈が分かれる場合でも、図や写真を使えば視覚的に明確に伝えることができます。

3. 普遍的な基準を使う


時間、長さ、数量など、誰もがイメージしやすい普遍的な基準を用いるのも効果的です。
たとえば、「1センチくらいの隙間」や「5分でできる手順」など、具体的な数値は多くの人に伝わりやすいですよね。

それでも感じ方は人それぞれ


どれだけ工夫をしても、完全に「誤解なく伝える」ことは難しいものです。
モノの大きさ、美しさ、速さなどの感じ方は人それぞれ違います。

ある人には「大きい」と感じるものが、別の人には「小さい」と感じることもありますよね。

だからこそ、特にビジネスの場では普遍的な表現や具体的な手段を使うことが大切です。

ただし、長い時間をかけて共通言語や感覚の違いを理解し合い、「阿吽の呼吸」が生まれる関係性を築くことも、すごく素敵だと思います。

クリスマスツリーと伝わる楽しさ


ふと、飾りをつけないままのクリスマスツリーを見て思いました。
「わたしにはこれが楽しいんだ」と感じていても、それが他の人に伝わっていなければ、「飾り忘れてるのかな?」と違った解釈をされるかもしれません。

伝えることと伝わること、その間にあるギャップを埋める努力…。
そんなことを考えながら、来年はオーナメントを少しずつ増やしてみようかな、と思うクリスマスイブでした。

それでは、みなさんも素敵な夜をお過ごしください!

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