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気が付いたら、生食パンを好きになっていた。

気が付いたら、あの高級生食パンを好きになっていました。
あんなに真っ白くてふわふわで、リッチな生地の食パンを好きになるなんて…
しっかりと歯応えのある茶色いドイツパンが大好きな私にとっては、不覚とも言える驚きです。

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今日も家にある、朝日に輝く生食パン。

ドイツパン大好き

私はドイツパンが好きです。1度ドイツに住んでから、すっかりファンになりました。
ドイツパンは、酸っぱくて、黒くて、固くて、美味しくない?
…いえいえ、そんなことありませんよ。そう、私もかつてはそう思って、何の期待もせずに渡独しました。
良い意味で、期待を裏切られました。パン屋には毎日焼き立てのパンがショーケースに並んで、香ばしい香り。手のひらにのるほどの小さいパンから、枕ほどの大きいパン。白っぽいパン、茶色いパン。ナッツがのったパン、チーズがのったパン。チョコレートのかかったパン、クリームの入ったパン。プレーンなパンから塩気のあるパン、甘いパンもたくさんあって、酸っぱくて固いパンを探す方が難しいくらいです。
どれも小麦の味がして、しっかりした噛みごたえのあるパンでした。(ドイツに行かれた際はぜひ、味わってみてください!)

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ブッタークーヘン(上)とラウゲンシュタンゲン(下)

だから、ふわふわしてあまり食感もないような真っ白な食パンは、自分と縁がないだろうと、そう思っていたのです。
…しかし、こちらも良い意味で予想を裏切られてしまいました。

高級生食パンとの出会い

出会いは、昨年のこと。
近所のベーカリーカフェでも、空前の高級生食パンブームに乗って、新商品が出始めました。イートインでのんびりコーヒーを飲んでいた時に、店員さんが試食で生食パンの切れ端を配っていたのが最初の出会いです。

私はその新商品にあまり興味がなく、「ふ〜ん」という程度でした。「たしかにフワッフワで生という表現にぴったりだけど、値段も高いし、食事パンとしてはどうなのかなぁ」と。
一方、同席していた夫は、さっそく興味津々。「美味しいから今度買ってみたい」と言って、後日、試しに買ってみることにしたのでした。

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お店の美味しいシフォンケーキとカフェラテ。

だんだんリピートしていくにつれ…

我が家の朝食は、パン食です。
生食パンをどうやって食べるのか最初はよくわからず、半分は試食で食べた時のようにそのまま、もう半分はトーストして、お皿に並べていました。
私は「普通に美味しい」くらいでしたが、夫はすっかりお気に召した様子でした。最初は、翌日の朝食用に生食パンを買って帰ると、夫がとても嬉しそうにするのが楽しくて買っていました。
私はハード系のパンも好きなので、リッチな食パンだなぁと思いつつも、まだまだハマるほどではありませんでした。

日々、週に1回くらい、夫が喜ぶからというだけの理由で買い続けていたら、なんと、いつのまにか、私もファンになっていました……(驚愕)
高級生食パンの底力、恐ろしい。

この食パン、何もつけなくても美味しいんです。
そのままでもふわふわで美味しく食べられますが、我が家では断然焼く方が好きです。焼くと外側がカリッと、内側はふわっとして、この食感のコントラストがとても美味しいのです。4枚切りということもあり、これ1枚食べただけでかなり満足感があります。分厚いトーストをかじるっていうのも、ちょっとした夢を満たしてくれます。
このカリッとした食感と素朴な味、なんだか贅沢な気持ちにさせてくれる不思議な新しいジャンルの食パンは、気付いたら我が家に根付いていました。

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ある日の朝食。これで4枚切りの厚さです。

気になる値段は、普通の食パンと比べたら1斤で400円台と倍くらい。たしかに高めですが、よくよく考えると、パン屋さんで1個200円くらいするパンを2つ買う時と比べると、生食パンの方が安いくらいです。(だんだん洗脳されてる…?)


こうして、我が家の関門を見事クリアして、我が家の朝食として定番化した高級生食パン。
ブームが去った後はどうなるのかわかりませんが、美味しいパンなので、今後も店頭に並び続けてくれたら嬉しいです。

そして、できれば買いやすい1斤サイズで色んなお店が売ってくれると嬉しいなと思います。
よく専門店で見るのは、2斤サイズのカットされていない大きなものばかり。毎度カットするのは大変なので、切ってもらえるとなお嬉しいです!


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しずか
Schönen Tag noch! 😄

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