みんなでつくる日本のイエナプラン
「イエナプランは方法ではなくコンセプト」
公立小学校に勤めていて、はじめてイエナプラン教育を知った時、
それまで自分が当たり前だと信じていたことががーーんと覆されて、
うわぁ!これだーー!!!!って思った。
これはもう、今まで通りの教育スタイルを続けている場合ではない!
だけど聞けば聞くほど、
じゃぁ、どないすりゃえぇねん!の渦に落ちていった。
だって、オランダと日本では、根底から違いすぎるから。
イエナプランってなんやねん。
どないしてすんねん。
やりたい、やりたい、でもどないしてすんねん。
それが知りたすぎて、教員を退職して、オルタナティブスクールへとびこんだ。
専門教員資格も取得し、協会の仕事も手伝いながらイエナプランについて学んできた。
イエナプランを学んでいると、あれもやってみよう、これもやってみたいとアイデアが湧き上がってくる。
子どもたちにこんな風になってほしい。こんな力を身に付けてほしい。夢が膨らんでくる。
いきなり全部はできないけれど、一歩一歩私のイエナプランを積み上げていきたい。
そんな風に思う。
だけどワクワクする気持ちで現場に向かい、実際の子どもと対峙すると
自分の「こうしたい・こうあってほしいという願い」と
「子どもの気もち」は、簡単に同じにはならない。
「私のイエナプラン」を子どもに押し付けようとした瞬間に、それはイエナプランじゃなくなる気がしてしまう。
「イエナプラン」は、グループリーダーだけが作り上げられるものでは決してない。
グループリーダーの胸の中にイエナプランから学んだ枠組みがあっても、
子どもと対峙して、対話して、ともに作り上げていくものだと思うのだ。
私と、子どもと、他のスタッフと、保護者と。
できる限り対話して、みんなでそこだけのイエナプランを積み上げていく。
そういうものだと思うのだ。
サークル対話をすればイエナプラン じゃない。
計画を立てて学習をすればイエナプラン じゃない。
え、、、じゃあどないしたらえぇねんーー!!
またその渦にぶち当たる。
そして全国のイエナプランを学んでいる仲間たちも、実はそんな感じなのかも。とも思う。
だからこのnoteで、
自分が小さなオルタナティブスクールの仲間たちと積み上げてきた小さな実践や、その過程で生まれた葛藤についてお伝えして、
それが少しでも全国の仲間たちの助けになればいいなぁと願っている。
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末永静
元公立小学校教諭
オルタナティブスクール勤務
日本イエナプラン教育協会理事
日本イエナプラン教育専門教員
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