子供は松茸、大人は牛肉
今年は松茸が不作だそうです。
両親の月命日には、お寺さんに来てもらって読経していただいていますが、もう故人になられたご住職とのよもやま話がいつもおもしろいのです。
ある日の雑談で、私が、
「テレビでは毎日のように松茸、松茸と騒いでいますが、子供のころ松茸なんて普通に食べていましたよね」
と言うと、私よりひとまわり上のお歳のご住職は、
「そうだよ。わしらが子供のころは晩ごはんがすき焼きだと、子供は松茸を食べりゃいい。 肉は大人が食べるもんだと言われてな、 肉は食べさせてもらえなんだ。
早く大人になって、すき焼きの肉を食いたいと思ったもんです」
むかしの父親は家長としての威厳があり、 家長の言うことには家族は絶対に逆らえません。
親に口答えするな! の一言で終わりです。
今思えば、それですべて解決してしまうのが不思議でした。
松茸が出回る旬の秋は、
八百屋さんの店先で 篭盛りで売られていて、つまり、一本幾らではなく篭盛りのひと山幾らです。
コ-ヒ-が60円の時代、(為替レ-ト360円ですからコ-ヒ-は贅沢品です)
旬の篭盛りの松茸は
近所の八百屋さんで5~6本入って20円ほどのお値段。
国産大豆100パーセントの豆腐も一丁20円でした。
子供の私がお使いに行って、 篭盛りいっぱいの松茸を買っても軽いので、らくなお使いでした。
すき焼きはとてもごちそうなので、たま~にしか食卓に上がりませんが、 篭盛りの松茸を買えば、その日の夕食は、
松茸ごはんにお吸い物、
七輪で焼く焼き松茸と、
子供にすれば美味しいとは思えませんから、うんざりでした。それが週に2~3日あるのです。
どこの家庭でもそれがふつうでしたが(だって八百屋さんに籠盛りで売っているのですから)
日本全国どこでもそうだったかはわかりません。
海抜ゼロ米地帯の濃尾平野のど真ん中で、 見渡す限りだだっ広い田園風景で、 山どころか、坂道さえない土地なのに、あの松茸はどこで採れたものだったのか?
大人になってから、 職場の仲間や友人たちと、少し遠いけれど隣の県へ電車で山に松茸狩りによく行きました。
自家用車なんて誰も持っていませんから、どこへ遊びに行くのも電車やバスです。
自然の中ですき焼きを食べるのが目的の行楽です。
帰りには、土地のおじさんがおみやげとして どっさり松茸をくれましたが、当時の人たちにはふつうの“きのこ”だったんです。
松茸は自然に生える“きのこ”
昭和30~40年代半ばごろの話です。
以前、何かで読んだか見たのか記憶があいまいですが、今でも松茸は、国内の山で幾らでも生えるのだそうです。
しかし、山の所有者ですら、山に入ることもなく、ましてや手入れする人もいないので、 生えてきた松茸の上に、落ち葉がどんどん積り、 松茸が腐っていく。
それさえも誰も知らず、気にもせず 山の荒廃が進んでいるのが現状だとか。説得力のある話だなぁ、と思いました。
某国が、日本の森林と水を欲しさに、山という不動産を買い漁っている現実がある。
ある地域では、ほとんどの土地が外国人名義になっていて、地元の人も立ち入り禁止にされているところがあるとか。
もし、そういうところで災害や山崩れが起きたら、誰が、助けに行くのでしょう?
上流で水をせき止めて、下流へ流さない。
その水は、パイプラインを通して自国で売買するのだとか…下流地域に住む日本人の生命さえ危うくしかねません。
日本の国土を乗っ取られかねない事態が迫ってきているのに、政府は何も対策を取らないし、私たち国民はそのうち某国の植民地と化した国土に住むことになるの?
選挙権だけは絶対に渡しちゃダメ。
市町村から始まり、外国人の議員が増えたら恐ろしいことになる。
メディアもなんの情報も送らず、タレントを使ってのグルメ番組ばかりのノーテンキな日本は、もしかして情報操作されているの?
外国資本が日本のマンションや土地を買い漁って、その消費税やらなんやらで税収が伸びているの?
だから円安で国民が生きるか死ぬかの現実を見て見ぬふりして、どんどん外国資本を落とさせようとしているのか?
円安対策を何もしていないのがそれを物語る。