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2018年12月の記事一覧
勝手に映画評2 だってその時は好きって思っちゃったんだもん -緻密な演出のなせる技『寝ても覚めても』考
さて、第2回目の勝手に映画評は、濱口竜介監督
『寝ても覚めても』です。
濱口監督は、突然、カンヌ映画祭に彗星のごとく現れた新進気鋭の監督、というのが世の評判のようですが、黒沢清監督の元で映画を学び、5時間強の超大作『ハッピーアワー』、震災後の東北を描いた『なみのおと』『なみのこえ』『うたうひと』等でその名を知られている実力派の監督さんです。
と、ここまで書いておいて、諸々で忙しく、過去作品
勝手に映画評 1 女の自我の昇華とはー クズがクズを呼ぶ愛憎の宴、『彼女がその名を知らない鳥たち』 考
長きにわたってnoteの更新をサボっていましたが、今日から映画評という形式で書いて行きたいと思います。
第1回目は以前から観たいと思っていた白石和彌監督『彼女がその名を知らない鳥たち』。
ようやくWOWWOWにて観ることができました。
白石作品は『虎狼の血』、『止められるか俺たちを』に続き3作品目の鑑賞。
初期作品は未見ですが、インディーズ映画にある監督さんの「傾向」みたいなものは感