三味線弾きの断片的日常 2024/09/01-10

「三味線弾きの日常」というブログを書き始めて
なんと今年で20年になる。
毎日書いていた時期もあれば
最近は週2回くらいの更新で
書き損ねている、というか、書く程のことでもない、
でも一日一日を大切にもしたい、
というようなメモを書いておこうかなというわけで
断片的日常です。

9月1日。
整骨院に行って、ちょっと買いものをして、図書館に寄って、師匠のところにテープを受け取りに。結構うろうろ歩いたつもりだけど、これで8000歩ちょっと。
プレゼント用にリンツに寄ったら、新商品のチョコウェイファーを試食させてくれたので、それも買って先生とお茶しました。

9月2日。
先週やっておくつもりだった響喜リハ。台風が来るかも、で延期して今日に。ちょうど、ゆんぴのお誕生日なので、稽古場でお祝い。

9月3日。
どうもこの頃、ひとつのことしか出来ない。ので、今日はひたすら「ふるさと」の勘所修正に費やした。ふだん使わない音の動きで、まだ精度が低い。合ったり合わなかったり。でも、箏とずれると目立つので、しっかり修正したいところ。

9月4日。
引き続き「ふるさと」。勘所をはずさない、とか、調弦が安定している、とかは、前提条件であって、そこが落ち着いていないことには表現に集中もできない。つい曲の練習ばかりしてしまうけれど、長年にわたってスキップしてきた基礎的なことをもっと身につけなければいけない。それが、余裕のある演奏につながるはず。

9月5日。
今週2度目の響喜リハ。30分くらいの演奏なら、いつでも大丈夫くらいに安定したレパートリーがあるのは強いなと思う。今年はずっと絃デュオで来てしまったけど、来年に向けて計画もしたい。そろそろ笛の人も帰ってきていい頃だと思うし。

9月6日。
響喜デュオで、神戸大学のじぎく会総会で演奏。5年前にも呼んでもらって、今回またご依頼をいただいた。母校との御縁ということも、すごくうれしい。スタッフの方もとても親切に対応してくださって、ご来場の方も終演後にお声かけてくださったり、良い雰囲気だったなと思う。
帰りに、サーティワンでGODIVAとのコラボアイスを買って、プチ打上げ。

9月7日。
整骨院へ。自覚しているよりも身体の状態は良くないらしい。去年の終わりから瑠璃の会あたりの時期のつらさと比べると、今はずいぶんましのような気がしているけど、何かのきっかけで悪化する可能性が十分にある危うい状態なのだそうで。
早い時間に繁華街を歩いていたので、ドーナツを買って帰る。まだまだ暑いけれど、少しずつ秋の気配。モンブランとパンプキン。

9月8日。
10月のパナクティ公演の打合せ。パナクティでは前に「太棹の魅力」として、義太夫と津軽の比較解説をやったし、JOGI LIVEの三味線組曲も楽しかったし、三味線がテーマなら色々アイデアも出せるし話もできるのだけれど、語りとなるともうお手上げ、お任せ状態になってしまう。もうちょっと目新しいアイデアがあるといいなと思いつつも、何も浮かんでこないな。

9月9日。
昨日の打合せで結局引き受けてきたDM発送作業。切手を買いに行ったら、シールタイプは今ありません、と言われる。10月から値上げだから、もう在庫が少ないのか。すべての切手はシールタイプであってほしい。

9月10日。
小倉孝誠『愛の情景』を読んでいる。出会いから別れまでの恋愛の各段階をさまざまな文学作品で分析するのだけど、嫉妬の章で、男が嫉妬する話がたくさん出て来て意外だった。なんとなく、日本の古典芸能だと、六条御息所とか、女の嫉妬のイメージがあって、でもそういうのも思い込みだな。「鉄輪」も後妻打ちの場面があるから、嫉妬の要素もあるのだけど、でもメインはそこではない。まだ全体の構想が定まらない。

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