三味線弾きの断片的日常 2024/11/01-10
11月1日。
最近、ライブ中の写真をいただいて、えー私こんなふうに見えてるのかーーとがっくりする時があって、別に見てくれでアピールとか考えてはいないけれど、もうちょっと、、と自分で思ったので、日々の努力を自分に課していきたい。いつでもカンペキにはできなくても、“いざというときに煌めく”自分であるために。
11月2日。
昨日がキティちゃんの50回目のお誕生日で、東京ではキティ展が始まり、グッズ売場が大混乱のようす。会期中に一度は行きたいけど、その頃には落ち着いてるといいな。。サーティワンでも昨日からコラボ商品が発売で、昼頃に店の前を通ってみたら、すでに売り切れとのこと。昨日からなのに。すごいな。。と思いつつ、そこまで争奪戦に参加する元気はなし。煽られて買っちゃうのもなんか違うなと思うし。でも、カワイイのは欲しいし。
11月3日。
次回「うた絵巻」の選曲もそろそろ固めないと、さすがにまずい。今のところ、古典が2曲しかない。「鉄輪」と「黒髪」、どちらもフルでやれば結構なボリュームにはなるから、曲数ではなく中身でバランスをとればいいか。端唄の歌詞などもだいぶ調べているけど、恋の歌は沢山あれど、思うようなシチュエーションの歌がみつからず。廓の歌がほとんどだし、現代のようなバリエーションを期待してはいけないのだろうね。
11月4日。
「ゴジラ-1.0」の録画を観る。ゴジラ映画はたいてい映画館で観てるのだけど、これはタイミングがなくて未見だったやつ。最近は、映画でもドラマでもツイッターとかで色々考察してる人がいて、自分では見落としていることに気づけるのが面白い。
11月5日。
夜パフェ。夏に10%オフチケットがあったので行ってみたのだけど、それからも季節のフルーツを使ったパフェが入れ替わり出てくるので、気になって行ってしまう。前回のいちじくパフェもまだやっていて、新たに和梨、柿、栗が出ている。稔りの秋だ。柿と迷いつつ、梨のほうが先に終わってしまいそうなので和梨畑。梨がまるっと1個乗っている。これは取り皿におろして切って食べるスタイルだった。(結構むずかしかった。)また柿も行っちゃうかもしれない。
11月6日。
アメリカ大統領選。まぁ大阪も大阪で人のことなど何一つ言えないし、日本も日本だし、アメリカもアメリカなんだなと。こんな世界になっていくなんて思ってもいなかった。世の中は良い方に進んでいくものだと思い込んでいた。いつ頃からか、まさかそんなことには、と思うことが現実になりだした。自然災害もテロも戦争も政治も。この先どうなっていくのだろうか。明るい未来というものを想像するのが難しくて、もう楽しめるうちに目一杯やって早めに切り上げるのがいいかも、なんて思ったりする。
11月7日。
本番前に一度、舞台用の三味線で稽古して糸も替えてしまう。義太夫の三味線は、舞台用と稽古用とを使い分ける。他のジャンルでは、舞台用も稽古用も同じでずっとやってきたので、慣れない時期もあったけど、最近やっと舞台用の三味線が鳴り始めたというか、自分に馴染んできた気がする。弾きにくさというのか違和感みたいなものがなくなって、やっと”私の三味線”になった気がする。そろそろカン減りし始めているし、初舞台からずっと皮も張り替えていないので、メンテナンスの時期かもしれない。この三味線は野中さんに作ってもらった。ずっと面倒みてもらうつもりでいたのに、形見だなんてひどい話だよ、ねえ。
11月8日。
ちょっと気になるモノがあって、帰りに百貨店に寄った。1階は普通に営業中だったので、何も考えずにエスカレーターに乗ったら、そこから上はレストラン階のみ営業中で、シャッターが下りていて他のフロアには入れず。。ムダに上まで行って、また下りた。なんだよ。
11月9日。
舞踊会の下合せ。少し前まで週末は雨予報だったけれど、すっかり晴れて助かる。1時間くらい押して、お腹すいたなーと思っていたら、帰りがけにお弁当を渡された。帰りのプレミアムカーは予約がつまっていて、2本ほど見送って、なおかつ2人並びでは取れず、先生とはバラバラの席になったが、先生は隣の席の知らないおじさんにずっと話しかけられていた。明日はタイムテーブルが分かった時点で帰りのチケットを押さえよう。
11月10日。
第22回曙會@祇園甲部歌舞練場。昨日とは逆に、10分~15分巻きで進行。今回は「櫓のお七」一段。踊ったのは中学生の女の子。とても可愛いお七で、でもしっかり踊っていて、最後の花道のところで弾きながら感動してしまった。