ボロ戸建て物語 契約締結編
どうもゴリラ不動産です。
前回はジモティーで入居者募集を行い、4人目の内見にして、申込となりました。DIYをしたい方には、解体の手間が省け、作るところからスタートだったので良かったのかもしれません。
ヨシッ!初めての契約だ!!
契約に当たり、諸条件の交渉を行いました。フリーレントや家賃保証会社の加入など段取りを済ませて、物件の引き渡しとなりました。
DIYで心が折れて、家に別れを告げたあの日、やっと拾ってくれる人が現れて、家も泣いているようです。(良かったな!)
ボロボロの給湯器や、97年製のエアコンなど設備更新を業者に発注します。
奇しくも、97年製の「コロナルームエアコン」コロナかぁ…
賃借人へ嫁ぐ家 さよならレトロ家
工事も終えて、契約書を調印して、鍵を引き渡す。
どこか寂しい気持ちが湧いてくる。
我が子のように、可愛がり、時にはバールを振り回し、壁を解体した、「あの家」が嫁いでいくのである。
嫁ぎ先は、「頼れる小さな家具屋さん」だ。
「綺麗にしてもらえよ。」「大事にしてもらうんだぞ。」「何かあったら遠慮せずに、いつでも戻ってきていいからな。」と伝える。
・・・家からの返事はない。
敷居をノコギリで切ったことを今でも恨んでいるらしい。。
築50年のくせして!チッ!!
あの家が気になる。大丈夫かな?
ボロ戸建て(レトロ家)を引き渡してから2ヶ月。なんか気になるな。まるで元カノである。別れた後に、彼女のSNSをチェックしてしまうあの感覚だ。内装をDIYするって言っていたけど、本当に大丈夫かな?ちゃんと工事してもらっているのかな?
日を増すごとに、気になるボロ戸建て。
このザワザワする気持ち。これは、失恋だろうか?
ボロ戸建てに会いに行く
居ても立っても居られなくなった僕は、入居者に「工事どうですか?ちょっと見せてもらってもいいですか?」とアポイントを取得。女々しいやつだ。
久しぶりに会ったボロ戸建ては、綺麗になっていた。
何か悔しい。。何だろう?この気持ちは。言葉にできない。
元カノが、綺麗になって、僕の友達と手を繋いで歩いている所を見てしまった時の気持ちだ。・・・トラウマがフラッシュバックする。
家に帰って、ちょっと落ち込んでいると、銀行アプリに入金通知が来た。初家賃が振り込まれていた。
全ては解決された。現金な奴である。