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メタバースというウンコ

 昨今、メタバースが多くのメディアで取り上げられることが多くなった。ウンコである。何年か前にセカンドライフという仮想空間が話題になったが、結局流行らなかった。バーチャルリアリティ(VR)もしかりである。
 なぜ流行らないのか。人は現実的な世界を求めるからである。ゲームなどで一時的に仮想空間を楽しむことはあっても、大多数の人は数時間楽しむ程度である。「いちいち格好悪いメガネのようなモニターを付けて日常的やるほどのものでもない」と多くの人が考えている。おそらく本能的に現実社会の方が自分の生命に関係している事が多く、有益であることを直感している。だからメタバースは絶対に流行らない。
 ロボットも仮想社会もAIもそうだが、実物の環境や生命体に比べるとまだまだぎこちない。ぎこちないものを妄信するほど人間はバカではない。生命は宇宙にも匹敵する神秘であふれている。その神秘を超えるものを人間が作るのは不可能である。人間は神秘の中で生きるから面白いことを本能的に知っている。それが答えである。
 拝金主義の人達が自分達に有利な状況を作りたいがためにメタバースを流行らせようとしている。しかし、残念ながら失敗に終わる。誰かが終わらせようとしなくても終わる。負けである。

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