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「海に眠るダイヤモンド」と和尚の言葉、「前後際断」


年末年始は「海に眠るダイヤモンド」を一気に観ました。
これは、久しぶりに泣いたドラマ。
いいドラマでした。


一時期、韓国のドラマにハマって、「ヴィツェンツォ」とか、「イカゲーム」、「地獄が呼んでいる」 は本当に最悪な気分になり、もう、復讐するとか、因縁とか、ドロドロしたものも、
潜在意識に負の感情が入る気がして、Netflixも解約していました。

「海に眠るダイヤモンド」は私と映画の好みが似ているお客さんから勧められたのでした。

ドラマや映画も良いエネルギー、綺麗なもの、元気がでる、泣けるドラマは、心を浄化したり、毎日の活力となるので、良いセラピーとなると思います。



舞台は戦後の端島。
7,8年ほど前に廃墟にハマって、端島に行ったことがあり、
その記憶を巡らせながら観ました。

今思えば、ここに5000人住んでいたのはすごい。


端島は緑でいっぱいだった。

劇中でさだまさしさん演じる禅問答説教和尚が言っていた言葉が心にグッときます。

前後際断(ぜんごさいだん)


人間は過去にも生きられないでしょう

未来にも生きられないでしょう

だから精一杯今を生きる。

(ドラマの登場人物がそれぞれにやり場のない悲しみ、苦しみを背負っている)
ずっと過去のある時点で引っかかり、前に進めない。

じゃあ、過去は意味がなかったの?

意味の無いことはひとつもないのです。

良いことも、悪いことも、全てに意味があります。

全てを抱えて一生懸命生きていく。

(実際はさだまさしさんが優しく語りかける穏やかなシーン)

この言葉がグッと胸に入ってきました。
それはドラマのストーリーがあったからこそ。
オラクルカードのようなメッセージも良いのだけど、
こういう、説教から入ってくる言葉の力はすごいと思う
。私も小さい頃は父方の祖父母がお寺の仕事をしていたため、正月にはお寺に行って和尚さんの説教をきいていました。難しくてわからなかったけど。
今の時代、そのような習慣も無くなりましたね。

このドラマが2025年を乗り越えるためのヒントになる気がしました。



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