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「家族で大自然を楽しむ旅」高知県大川村 自然王国白滝の里 1泊2日 テストツアー レポート

はじめまして。
私たちは、高知県土佐郡大川村という日本で2番目に人口が少ない村で、自然王国 白滝の里という廃校となった小学校の跡地を活用した宿泊施設を運営しています。
これからこの公式noteでは、豊かな大自然に恵まれた大川村の知られざる魅力や、私たちの運営する自然王国 白滝の里の取り組みについての情報を発信していきたいと思います。

今度の週末、長期休みには大自然で思いっきり羽を伸ばしたいと考えている人や田舎暮らしに興味がある人などは是非、フォローしていただけると嬉しいです!

今回、記念すべき第1通目では、「家族で大川村の大自然を楽しみつくす」をテーマに企画したテストツアーの様子をライターのY.Kさんによるレポート記事のかたちでお届けしたいと思います。

高知県大川村
高知県北部嶺北地域の山間に位置する日本で2番目に人口が少ない村。山々に囲まれた自然豊かな地域で、村の真ん中を吉野川が貫いている。村の名物年に一度の「謝肉祭」では、村民の約4倍にあたる約二千人の人々が県の内外から集まってくる。

自然王国 白滝の里
廃校となった小学校の跡地を活用した大川村で唯一の宿泊施設。観光、自然体験、スポーツ合宿、研修など様々な用途で利用可能。大自然を舞台にした様々なアクティビティや、地元名物 大川黒牛やはちきん地のBBQなどを楽しむことができる。自然教育の拠点「どんぐり銀行」や、ジブリのキャラクターグッズを扱う公式店舗「どんぐり共和国」を併設している。
公式HP:https://www.sirataki.or.jp/

みなさんは、今、家族旅行で、アウトドアや自然体験などが大人気なことをご存じでしょうか?元々部活動の合宿や会社の研修などの利用が多かった白滝の里でも、この数年で小さなお子様連れのご家族での宿泊が増えています。
そこで私たちは、普段なかなかふれる機会がない大自然を思いっきり楽しんで家族で思い出をつくりたいという方々のために「家族で大川村の大自然を楽しむ1泊2日の旅行プラン」を考えてみました!

目次
DAY 1
・はじめに
・昼食 村のえき「結いの里」
・ダム湖の浮島でワカサギ釣り体験
・天ぷら体験 釣りたてのワカサギを天ぷらに
・自然王国 白滝の里 到着 館内散策
・夕食 はちきん地鶏と大川牛のBBQ・焚火
・お部屋でテント ゆるキャン体験
DAY 2
・薪割り・火起こし体験 ビニールハウス
・家族でスポーツ大会 体育館

・まとめ

はじめに
家族で大川村の大自然を楽しむ1泊2日の旅行プラン

こんにちは!
ライターのY.Kです。
普段は大阪に住んでいる私は、今回の取材ではじめて大川村を訪れました。
今回のレポート記事では、県外在住者としての視点を踏まえて、大川村に来た時に感じた新鮮な驚きや魅力について、ありのままを伝えていきたいと思います。

今回モデルとしてテストツアーに参加いただいたのは柳生さん一家。
実は柳生さん一家、元々都内に住んでいたのですが、昨年末にこの大川村に移住してきたばかりなんだとか。元は学校の先生だったというお二人ですが、現在お母さんは地域おこし協力隊、お父さんはYou Tuber!?とのこと。コンパクトな行政の元、様々な子育て支援策を打ち出している大川村では、今若い移住者も増えているそうです。せっかくなので、移住者視点の大川村の魅力についても、紹介していきたいと思います。

柳生さん一家

DAY1
12:00~  村のえき「結いの里」でお昼ごはん

旅の始まりはコミュニティースペースとして村の人々に愛されている「結いの里」から。地元のグルメが楽しめるイートスペース、お土産を販売するショップ、子どもたちが遊べるキッズスペースなどを併設。村の人たちの憩いの場であり、村の観光や移住に関するチラシやパンフレットなどが手に入る大川村観光の玄関口となっています。

今日のお昼ごはんは、炙り照焼チキンのベーグルチキンサンド。
地元の名物「はちきん地鶏」の照焼チキンと手作りベーグルを使ったサンドです。

ジューシーでしっかりした味付けの照焼チキンは食べ応え抜群ながら、パティにベーグルをつくっているので、あっさりしたヘルシーな後味となっています。

柳生一家はみんな野菜が大好きということで、あっという間に完食していました。

ちなみに大川村は保育園、小学校、中学校の給食費が無料。おまけに村内野菜を中心とした地産地消を目指しているとのことで、地域で育てている野菜が給食に出ることも多いのだとか。

その他にも、子ども会や放課後学童クラブなどが充実していて、子育て支援に力を入れている大川村。柳生家のお姉ちゃん、お兄ちゃんも移住して間もなくさっそく友達が出来て、「東京の学校より楽しい」とのこと。

土曜日の「結いの里」は子どもたちのたまり場にもなっていて、ここに来たら、地元の子でも、観光客の子でもすぐに仲良くなれそうなアットホームな空気が流れていました。(もはや親戚の家感覚?)

13:00~  ダム湖の浮島でワカサギ釣り体験

一息ついた後は1日目のメインアクティビティ「ワカサギ釣り体験」
大川村には西日本一の貯水量を誇る早明浦ダムがあります。このダムによって出来たのが、大川村の中心に位置する大きなダム湖。このダム湖は魚たちの楽園となっていて、全国から愛好家が集まる釣りの名所にもなっています。

今回の「ワカサギ釣り体験」では、まずクルーザーに乗って湖の真ん中の浮島まで移動します。

快調に風を切るクルーザー。当日は生憎の曇り空でしたが、水面からみるダム湖の景観は圧巻です。

波がないので、まわりの景観が鏡のように映り込みます

浮島についたらいよいよワカサギ釣りをスタート。
現地ではインストラクターのお兄さんたちが丁寧に釣り方を教えてくれるので、小さなお子様や釣り初心者でも安心。ワカサギは、釣りの経験に関係なく、初心者でも簡単に釣れる魚なんだとか。

集団で回遊して来たところを釣り上げるのがワカサギ釣りのポイント。
群れが来るまでは、時に忍耐も必要。
と思っていたら、次々とヒットが、、、、

柳生家はみなさん1人2~3匹以上釣っていました。

思わず「どうぶつの森みたい!」とつぶやくお母さん
お父さんも少年の様な素敵な笑顔

しばらく釣れなくてお母さんから「集中力が足りないんじゃない?」
と言われていたお兄ちゃん、お姉ちゃんも会心のヒットにこの笑顔。

「通常、ダム湖は規制が多いので、こんな風に遊べるところは珍しいんですよ」と教えてくれたのは、このワカサギ釣りのアクティビティを運営するNPO法人さめうらプロジェクトの代表の辻村幸生さん。

「地元の魅力をもっと多くの人たちに伝えていきたい。そのためには、子どもの自然体験だ」と考えて、この場所で、5年程前から、誰でも気軽に楽しめるワカサギ釣り体験のアクティビティをはじめました。丁寧に魚の釣り方を教えてくれたのは、地元の高校生。

「ここで育った子どもたちが将来ガイドとして、この地域の魅力を伝えていってくれたら嬉しいな」辻村さんは、子どもたちがそれぞれの才能を活かして活躍できる場を増やしていきたいと語ります。


15:00~ 天ぷら体験 釣りたてのワカサギを天ぷらに

頑張ってつくったワカサギは、地元の野菜と一緒に天ぷらにしていただきます。ワカサギの天ぷらは臭みが全くなく、身がほくほくしていて、ほんのり甘味があるので、子どもたちにも大人気。あっという間になくなってしまいました。

地元野菜の中には、プチヴェールというはじめて聞くものもありました。こちらの野菜、味はバジルのようにスパイシーでスナック感覚でさくさく食べられるのですが、β-カロテンやビタミンC、食物繊維などが豊富で栄養満点なんだとか。

そして、大川村の地元野菜は生産者さんの名前と顔が見えるものばかり。
お父さん、お母さんとスタッフさんたちは「これは◯◯さんのところのやつ?」「そうそう。給食にも出してるみたいだよ」などのやりとりをしていました。

なんだか、地元の人たち総出でおもてなしを受けているような感覚になります。そうした地産地消や食育の取り組みもあってか、大川村の子供たちはみんな野菜が大好きだとか。豊かな食生活ってこういうことかとしみじみ、、、

17:00~ 自然王国 白滝の里 到着 館内散策

いよいよ本日の宿、白滝の里に到着。
元小学校を改装した建物とのことで、館内は探検のしがいがありそうです。

建物に入ってまず最初に目につくのは

!?「どんぐり共和国」

これはスタジオジブリのキャラクターグッズを扱う公式ショップ。
なんでこんなところに、、、

元々、地域の自然教育の拠点として様々な取り組みをして来た白滝の里。
緑化のための活動として、1997年から落ちているどんぐりを集めて、苗木を育て、豊かな森をつくる「どんぐり銀行」という取り組みをスタートしました。この取り組みから縁があって、全国の「どんぐり共和国」のお店には、どんぐりを集めるためのどんぐり銀行出張所があるのだとか。そして、どんぐり銀行の本店であるこの白滝の里の館内にも特別にお店を出店しているのだそうです。

通常、ショッピングモールなどに出店しているイメージの「どんぐり共和国」秘境の知られざるショップということで、時々ジブリファンが来ることもあるそうです。ファン曰くは、店内の品ぞろえが独特ということで、普段都会の店舗では中々お目にかかれないレアなグッズに出会えるかもしれません。

続いて、館内を探索してみましょう。

廊下などは随所に学校だった頃の名残を感じられる空間となっています。

そして、注目のお部屋は、、、

広い、、、とにかく広いです。

元々合宿などの団体利用がメインのお部屋になっていますが、なんと家族で宿泊することも出来ちゃうのです。

教室をまるごと独り占めするのは滅多に出来ない経験。

館内には、他に、ちょっとした仕事や打ち合わせなどにも最適な談話室(どんぐり文庫)もあります。

ふぞろいの椅子がいい味を出しています。
本棚の向かいにはバーカウンターも。みんなで夜更かししてわいわいしている光景が浮かんできます。

18:00~   夕食 はちきん地鶏と大川牛のBBQ ・焚火

広々とした屋根付きBBQテラスは雨の日でも安心

お待ちかねの夕食は、地元を代表するグルメを余すことなく堪能できるはちきん地鶏と大川牛のBBQ。ちなみにお昼もベーグルセットで出て来たはちきん地鶏の「はちきん」とは、とても元気なことを意味する高知の方言だそうです。どうりで身が締まっているわけです。

大川牛は一部で幻の和牛と呼ばれるくらい貴重なもの。ギフトとしても大人気で、年に一度開催される村最大のイベント「謝肉祭」では、このお肉を求めて全国から大勢の人がつめかけるとか。それをゆっくりお腹いっぱい食べられるなんて、贅沢過ぎる、、、

味付けは、大川村オリジナルの謝肉祭のたれ、大川の柚子をつかったポン酢、  室戸の海洋深層水の塩の3種類とこちらもこだわり抜いています。

実際にいただいた大川牛は、びっくりするぐらい柔らかくて、うまみがつまっていました。ちなみに、運が良いと泊まっている部屋の窓から、牛を放牧している様子が見えることもあるそうです。

時期によっては栽培しているしいたけをその場でちぎって焼いて食べることもできます。なんでも、小学校でもしいたけを育てているのだとか。恐るべき大川村の食の充実度。

食事の後は、焚火を囲みながら、ほっと一息。
都会に住んでいるとなかなかやる機会がない焚火。

火は見ているだけで癒されます。

晴れている時は天体観測なども出来るのですが、
今日は生憎の天気なので早めにお部屋へ。

21:00~  お部屋でテント ゆるキャン体験

本日最後のアクティビティは、お部屋でテント。
教室タイプのお部屋は大人数人が入れる本格的なテントを張ってもまだまだ余裕。お部屋で気軽にキャンプ気分が味わえます。

教室の中にテントという非日常を掛け合わせたシチュエーションに子どもたちはおおはしゃぎでした。ここから、今度は本当にキャンプに行ってみたいとアウトドアに関心を持つきっかけになるかもしれません。子どもたちは仲良く3人でテントで寝るみたいです。

DAY2
9:00~ 薪割り・火起こし体験 ビニールハウス

2日目も天気は残念ながら雨模様。
晴れていたら大川村の早春の風物詩氷瀑(氷柱)を見に行く予定だったのですが、今回は雨天Verにプログラムを変更して、ビニールハウスでの薪割体験と体育館でのスポーツ大会をやることにしました。
(自然を相手にしたアクティビティーには天候のリスクがつきものですが、白滝の里では、雨の日でも色々な楽しみ方が出来るので是非参考してください)

白滝の里の本館から車で少し上がったところにある広大なビニールハウス。ここなら、お雨の日でも安心です。

今日は、自分たちで、薪割りと火起こしを体験します。

薪割りを教えてくれるのは、白滝の里を運営する平賀洋司さん。
元々大川村出身で、星野リゾートに勤められた後に、Uターンで戻ってこられたそうです。大川村の観光を盛り上げたいという熱い思いを持っています。

柳生家のお兄ちゃんはこれから実生活でも薪割り当番になるかも?ということで、もくもくと取り組んで、みるみる上達していました。

お父さんは流石綺麗なフォーム。
親子で薪割りをするのも素敵な思い出になりそうです。

薪割りと一緒に火起こしにも挑戦。
まずは燃えやすい枯れ葉などを集めてファイヤースティックで火をつけます

コツをつかむまでは一苦労な様子でしたが、見事着火に成功。
このサバイバルスキルは、普段都会に住んでいても災害時など色々なところで役立ちそうです。

11:00~ 家族でスポーツ大会 体育館

最後は、本館横にあるUFOのような不思議なかたちをした体育館でスポーツ大会。

完全な円形の珍しいつくりになっているのですが、館内に入るとまた迫力があります。

この空間が普通に利用できるというのもすごい。

子どもたちはさっそく、バトミントンをしたり、、、

2階のランニングコースで鬼ごっこをしたり、

舞台にあがったりとおおはしゃぎでした。

こんな施設が身近にあったら、
日頃の運動不足をいくらでも解消出来そうです。

まとめ


「家族で大川村の大自然を楽しむ1泊2日の旅」

いかがでしたでしょうか?
今回はまだテストツアーかつ、残念ながらお天気には恵まれませんでしたが、大川村の大自然の中だからこそできる特別な体験の魅力を少しでも感じていただけたら嬉しいです。

実際に取材してみて、数々の自然体験など高知の山奥のこの自然環境だからこそ体験できることや、子育て支援や地産地消の取り組みなど住んでいる人たちの顔が見えるコンパクトな村だからこそ実現できることがたくさんあるのだと感じました。村の人たちもすごく温かいので、1泊2日でも移住したような気分が体験できました。

自然体験のアクティビティでは、子どもたちの笑顔が本当にキラキラしていることが印象的でした。なれないことや、はじめは上手くいかないこともたくさんある中で、自分たちなりに試行錯誤をしている様子や、それを微笑ましく眺めているお父さん、お母さんの様子を眺める中で、普段の生活の中では見れない家族の一面が見れたり、会話が生まれたりすることもあるのではないかと思いました。

自然の中でのはじめての体験はきっと家族にとって特別な思い出になると思います。

次の休みは是非、家族みんなで、大川村で過ごしてみませんか?

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最後まで読んでいただきありがとうございます!
これからも大川村の魅力や白滝の里の情報など、観光や移住、自然体験や田舎暮らしに関心のある人に役立つことを発信していきたいと思いますので、気になることや、取り上げて欲しいことがあれば、気軽にコメントください。

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