[youthUKさんと]ドキドキ💕トキメキ[コラボした話]
ドキドキ💕Heartbeat という凄いタイトルの曲を先日公開しました。
とても楽しい時間を過ごせました。
という事で、先日こちらの記事でプロジェクトを晒しましたが
今回はネタバレ要素を含む、タイムラインを追ったお話をしようかと思います。
ただ、文字を書くのが苦手です。途中で訳分からなくなります。ご容赦を。
そしてこの記事を書くにあたって、:quilik:さんの記事も参考にさせて頂きました。
その楽曲はこちら(聴いてね!!ね!!!!)
登場人物
shiz
わたし。おじさん。気持ちだけは22歳。
youthUKさん
Twitter(X):https://twitter.com/FM9omit3
今回コラボさせて頂いた好青年。
サウンド、メロディ、アレンジ、コードなどなど「こういう事できたら良いのになぁ」と自分が思ってた事を具現化していて一発で憧れと尊敬の眼差しを持つようになりました。
そしてリミックスコンテストでも素晴らしい実績を残されています。
是非、彼の作品を聴いてみてください。
駆け足用
出し惜しみなし
各担当パート、セクションを初っ端からネタバレ書いちゃいます。
youthUKさん
ギター:
・Aメロ、Bメロのクランチなギター。
・ギターソロの主旋律、ハモリ。メロディ、コード、ベースライン、シンセベル:
・Aメロ
・Bメロ(+1コーラス目リズムパターン)VC主催:
・開催のための音頭取り(本当に感謝)
shiz
ギター:
・Aメロ以外で鳴らしてるディストーションなギター。Bメロ最後1小節:
・変更させてもらっちゃいました。サビ、イントロ系:
・全体アレンジ、Mixとかも。他色々:
作詞したり、動画作ったり。
はじまり(ワイヤー作り)
趣味はWIP晒しです!と言えるくらい頻繁に途中のものを上げています。
今回はそこから。
1st Demo
作曲スタイルとして、基本はいつも浮かんだメロディを元に作ります。
①急にフルコーラスが浮かんでそこから出来る時が7割、
②急に部分的に浮かんでそこから作る時が2割、
③楽器弄ってて浮かんでくるのが1割。
今回は②のパターンです。
※Twitter(X)に上げたものと同じです。
(元ツイ:https://twitter.com/shiz_define/status/1703389967559561345)
出し惜しみ出来ない性格なのでいつも通りWIP出しちゃってました。
そして続きが全く浮かばいので呟きました。
誰か釣れないかなぁ?(チラチラ)のムーブです。
釣れました、ありがとうございます!
正直三度見、四度見しました。(マジで良いの?的な)
お言葉に甘えてAメロBメロをお願いすることに。
私から参考情報として以下を渡しています。
・コード譜
・サビメロディ、シンセリフ、コードを入れたMIDIデータ
2nd Demo
youthUKさんにお願いしてから翌日、すぐAメロBメロが出来たとの事で
イメージビデオとMIDIデータを頂きました。
正直な所、1~2週間を見ていたので
本当にすぐ来た。やばいって思いました。(褒め言葉)
以下、youthUKさんから頂いたデモです。
メロディもコードもリズムも自分にはやりたくても出来ないものだったので
この段階でワクワクと嬉しさのニヤニヤが止まりません。
制作着手
youthUKさん自身「コラボは自分に向かない」とよく仰ってますが
「でも実はやりたいって思ってるでしょ?」と
「自分が凄くやりたいんです!やらせてもらいますね!」という気持ちで
有無を言わさず共作コラボという体で進めさせてもらいました。
初手:方向決め
基本は脳内に降ってきたイメージをそのまま形にするために打ち込むパズルゲーム感覚なのですが、あえて明確にしたほうが作業も進みやすいだろうなと思って決めました。あくまで自分ルールです。
・ボーカル:夏色花梨。
・曲調:アニソン、ギャルゲーっぽい雰囲気。
・間奏:ラップ?スキャット?入れてみたい。
・エレキ:絶対に生。Not打ち込み。打ち込みは絶対許さない謎の意思。
・ラスサビ:ルート音を変える。
二手:1コーラス分
ここまでの素材はこうなっています。
・サビ、イントロ系:shiz作
・Aメロ、Bメロ:youthUKさん作
まずは1コーラス作ってイメージを固めよう!という事で自分の方で勝手に進めます。
1コーラス分出来てyouthUKさんにお届けしたのは10/6。
素材合体にあたってちょこちょこ手を加えた所もあります。
Aメロ、Bメロ
ベースライン、ベル、コード、メロディはそのまま。
サビ前1小節のコード、メロディは自分都合(感覚)で変更。サビ
メロディ調整。イントロ
リフ調整。全体
ハモメロ調整。他各種自分風アレンジ。
そして色々お話したいという気持ちがあったのと、
お誘いと頂いた事もあり10/8にVCをする事に。
三手:暫定フルコーラス分
VC時、曲について色々と話もしたいと思ったので
一晩でフルコーラス作ります。(細かいアレンジは後でやれば)
話題は多種ありましたが、曲に関して挙げると
・こんなイメージで作っちゃっても大丈夫ですか?
・ギターお願いしても良いですか?弾いてくださいね?
・作詞しませんk、いやあの人に投げてみt、うん私がやりますね。。。
・横浜のあそこって。・家、近いですね。
ギター
youthUKさんに依頼
私もギターを弾く訳ですが色々ギターにも特性があって
求めるサウンドと、自分で出せる/どうしても出せないサウンドがあります。
私はストラト系・レスポール系は持ってますが、それでは入れたいサウンド(脳内での完成品)に全く足りないので素直にお願いしました。
youthUKさんにお願い(という名の注文)したのは以下。
テレキャス+シングルコイルのサウンドが欲しい。
歪は控えめ、クランチ系。
Aメロはワウ、フランジャーを使ったカッティング系。
Bメロは前半アルペジオ主体、後半はお任せ。
ギターソロ。
サビは、、、現状案がないので思い付けば。。。
REC品にリバーブは掛けないで欲しい。
サンプリングレートは44.1でも48でも
※後に48必須と捉えさせてしまっていた事が判明…
ソロ Demo
VCから数日で(10/11)RECしたソロのデモを頂きました。最高でした。
youthUKさんからイメージも頂きましたが、私の考えともズレは無く
むしろ一致していたのでそのまま本録りをして頂く形に。
受難
しかし10/13、事件が。
youthUKさんのエフェクター、壊れた。。。
どうしよう、何て声掛けよう。。。
一生懸命、代替案を試してくれている。。。
ここはアレやコレやと口を出して焦らせたりしないで静観しよう。。。
なぁに、こっちはアレンジ詰めたり作詞したり動画の下準備したり
色々やることはあるからそっちを進めよう!
と大人しくしてました。すみません。
AメロBメロ Demo
10/17、代替プラグインなどでRECられたAメロBメロのデモを頂きました。
これも最高でした。イメージぴったりでした。凄いです。
そしてアレンジも大分進み大分脳内の完成イメージに近い形になってきたので、それを踏まえてギターに関する所感やイメージを伝えています。
追加データお渡し
youthUKさんからエフェクターを購入、数日で届くとの連絡を受けたので
その後のRECイメージも湧くように色々とデータをお渡し。
作詞完了のため、仮歌入りのデータ
歌詞のテキスト
ギター入れのイメージ共有用にTAB譜
本REC納品
10/23、ギターソロ・AメロBメロパートを頂きました。
最高。マジ最高でした。Mix頑張らないと。
あと、テレキャス・シングルコイルでクランチ系が良いって伝えただけで後はお任せしていてPUポジションの選択は敢えてお任せしてたんですが
データ貰って聴いた時や、後にお話した時に色々聞いたときは
以心伝心よろしく心の中でガッツポーズしてました。
他作業
youthUKさんの新機材を待ってる間に何かやれる事は、
という事で諸々マルチタスク稼働してました。
作詞
この間に完了。
youthUKさんからも、色々な方からも振り切ったなと感想を頂きました。
自身としても、我に返る度に奇声を上げてました。
Vocal調整
完了。夏色花梨が主体ですがひっそりとMaiを鳴らせるといい具合です。
ついでに主な設定値も貼っておきます。
アレンジ
youthUKさんの機材到着を待つ間に、私のギターRECも含めて完了済み。
データも渡してRECイメージのお助けになれば、と。
動画
ソフトはVegas Pro 17を使ってます。
各種画像用意して、歌詞テキスト入れて、エフェクト入れて
で後はMasterUpしたデータを乗せればOKな所まで用意しました。
Mix開始
ギターデータ到着
10/23、ついにyouthUKさんから本データ頂きました。
その日の内に即Mix。
暫定Mix
何より、自分がイメージした音とピッチで上手く混ざっているか
という点で色々気になりますよね、という所で暫定Mix品もお渡し。
私も相当不安でドキドキした状態でしたが
無事OK頂けて本Mixとマスタリング作業に入ります。
このあとめちゃくちゃミックスした
Mix時、色々な環境で聴いてます。
普段聴きのそこそこ良いヘッドホン
2,000円くらいのイヤホン
3,000円くらいのイヤホン
なんか良い値段のイヤホン
ポータブルメディアプレーヤー(有線、無線)
スマホ(無線)
なお、モニタリング用ヘッドホンはほぼ使いません。昔は使ってたけど。
モニタリング用のものは文字通りモニターするものであって、私自身が普段聴きに使わないしREC時に自分の音を確認するために使うものだから。
みたいな昭和頑固親父思考です。
硬すぎて自分が聴きたいバランスで聴けないし、耳が物理でも精神でも疲れるし、難聴になりかけた事あるしとか個人事情もあります。
「耳が慣れているもの」に比重を置いているイメージです。
観点はこんな感じです。
全体的にバランスが著しく狂ってない
音量を変えても変じゃない(大⇔小の反復横跳び)
耳に刺さりすぎない(特にBell、ハット、クラッシュなど金属系)
モコモコしすぎてない
低音出すぎてない
片耳イヤホンでも雰囲気が分かるか(付き合いたての学生カップル目線)
全てにベストを求めるのは無理なので程よい妥協点を探してます。
あと、一般的には安いイヤホン・ヘッドホン、場合によっては百均のものを使う人が多いのでそういうのも想定して。
そういうのを上手くやれれば、高くて良い音出すイヤホン・ヘッドホンでも良い音とバランスで鳴ってくれるでしょという雑な考え方をしてます。
というかMixが上手な人の音を聴いてていつも思いますが、
どうやったらあのクオリティに近づけるのか教えて欲しいです。
あと、リファレンスを持たないスタイルなので
普段聴きの耳が慣れたヘッドホンを元に感覚でベースから作ってます。
これは長短あると思っていて、
・その時の自分の好みにできる
・確立できれば自分のサウンドの方向性を認知させられる
・リファレンスに寄せないと行けないという脅迫固定概念がない
・その分、過去作品との統一性がないし出にくい
・特に心身状態や環境にめちゃくちゃ左右される
とか出てくるので何か皆さん自分に合うやり方が良いと思います。
で、気に入らない・妥協できない点があれば再度Mixして…
数え切れないくらいMixしては出力し、ファイル移して試聴してを繰り返してます。
動画化する時にも同じ様な事をしてるので全てFixした後、不要になったファイルを掃除するだけでドライブ容量が10GBは余裕で空きます。
ギターMixについて
ギターに関する話題ってあまりする機会がないので書ける範囲で書いてみます。
shiz
ミキサー(MG10XU)でモニタリングしながら
マルチエフェクターからUSBのライン録り。
マルチエフェクターで挿してるのは
ノイズリダクション → Distortion → グライコ → エキサイター → コーラス。
DAW側では
Neutron 3 Elements → Stereo Shaper。
アンプシミュレーター無しです。今回は無い方がいい感じでした。
youthUKさん
マルチエフェクター、RECしたDAWで何を利用したかは御本人が教えてくれると思います!
私の方ではMix時にDAW側で以下を掛けてます。
基本どれも大本を損なわないように薄めに。
色々理由はありますが意図したサウンドを出すために、
他のオケと馴染ませるためにやった結果、
EQとリバーブの飛び石多重掛けとか良く分からん事をしてます。
Aメロ
マルチバンドコンプ → パラEQBメロ
マルチバンドコンプ → パラEQ → リバーブギターソロ主旋律
マルチバンドコンプ → コーラス → Neutron 3 Elements →
リバーブ →パラEQギターソロハモ
マルチバンドコンプ → コーラス → Neutron 3 Elements →
リバーブ →パラEQ → Wider2ギターソロバストラック
Autoformer → リバーブ → Maximus
ピッチ、タイミング調整について(追記)
今回、私の方では一切行ってません。
youthUKさんの方では多少ピッチ調整はされているそうです。
私のREC、youthUKさんから頂いたデータ共に確認・Mixしていて必要性を感じなかったのでいじってません。
で、理由は長々と講釈垂れてしまいそうになるので簡単にあげてしまうと
ギターはそもそもが平均律楽器で不完全な楽器と言われてます
押弦の力、ピッキングの力で発音中のピッチなんてすぐ変わります
耳に残るタイミングである程度ピッチが合ってればいい
ってかピッチのドセンターじゃないほうが良い
アタックタイミングもカッチリすぎない方が良い
ってかオケに合わせた時にズレを感じなければいい
それが嫌なら打ち込んだり、Melodyneガンガン使えばいいけど
機械感が丸出しになってきて生にした意味がどんどん薄れるよ全てに当てはまる訳じゃなくて多分ケースバイケースです
です。
完全じゃないのが完全です(眼鏡クイ)みたいな変な拘りですね。
というかそれにカッコつけて大雑把に楽してるだけもありそうです。
楽曲公開
あとはもう好きにやっていいよ!とyouthUKさんからもお許しを頂いたので
全て自分のペースでやらせてもらいました。
公開日
10/27 21:00、Youtubeとニコニコ動画で公開しました。
そして公開してからの再生ペースが自己最高でした。
いや、再生数云々というより純粋に沢山聴いて頂けてるのが
最高に嬉しいです。
本当にありがとうございます。感謝しかありません。
偏にyouthUKさんのネームバリューのお陰とも思ってます。
振り返り
折角なのでこれもお話しましょう。
もはや相思相愛
楽曲公開後、youthUKさんと打ち上げVCをして
双方で一致した意見があります。
今回、機材トラブルがありつつもトントン拍子で
互いに衝突が無く進んだのは凄いと。
特に今回はお互いクリエイターだし、ギター弾きだし、雑な所はありつつも
変な所に強い拘りを持つO型なんです。
それが雑談多めで細かい取り決めもなく、
伝えきっていないイメージもあり、
ハッキリと伝えていなかったものも自然と一致して
中途半端な譲歩もなく進められたのは滅多にないよねと。
そして今件をデフォと思わないほうが良いよねーって。
でも味を占めてしまうよね、とも。
一要因として、0からの制作じゃなく大本になる素材があったから
という説もあります。
※人により向き不向きはありますが、:quilik:さんの記事でも書いてあるように本来の共同作業はある程度スケジュールやマイルストーンは抑えておいた方が良いと思います。
ここら辺に関しては、1コーラス出来た段階で全体像が既に脳内で出来上がっていた自分に対して、youthUKさんが好きなようにやりなさいと舵取りを任せてくれた事が大きい気がします。
そしてスピード感も凄くあって、VCやチャットのアクションから
1~2日で成果物が上がっていたのは凄かったです。
他には
1弦が切れて~みたいな裏話を聞いたり
(別途どこかでyouthUKさんが出してくれると思う)
佐倉紗織はこの曲が好きとか、
佐咲紗花 x 堀江晶太の曲めっちゃ好きとか
案外共通点あった!みたいな話をしたり。
(森永真由美も好きなんですけどって言い忘れてた。)
この曲良いよね、同じじゃんとか、
このプラグイン良いですよとか、
何かあったら是非プラグインとしてshizを召喚してくださいとかを8時間。
そういえば
コラボって情報解禁タイミング難しいじゃないですか。
いま、youthUKさんと一緒にやってます!って言いたくてソワソワして大変でした。
どうせなら楽曲公開時に驚いて欲しいという願望もあり、WIP自粛したり我慢してましたw
最後に
ま゙だゴラ゙ボや゙り゙だい゙
受け身な性格でアプローチ掛けられないのが今後の課題です。
最後まで読んでくれた方、ありがとうございました。