簡易セルフキャリアドックを開催してみた vol.4 WILL/CAN/MUSTの棚卸し
棚卸をいれるのは、「セルフキャリアドッグ入門」に書いてあったからです。
あ、セルフキャリアドックって、棚卸しをするもんなんだな・・・と。
マネープランだって棚卸しないとキャッシュフロー表が描けないんだし、いわゆる例の「WILL」「CAN」「MUST」だって棚卸しないと言語化できない。
職務経歴書だって、CANの棚卸だし。
というわけでここでは
「人生後半戦のライフ・キャリアシート」を使います。
厚生労働省ありがとう。必要なものはなんでも用意してくれてる。
いま見てみると、
「人生後半戦の経済面を含めたライフプランニングシート」なるものも厚生労働省より提供されていた。さすがである・・・。
でも先生、コレは記載する前に家計チェックやっておかないと、ものすごいざっくりとした雰囲気でしか家計が掴めないので、やはりここは日本FP協会のツールを使ったほうがいいのではないかと思われます。
さて、「人生後半戦のライフ・キャリアシート」
これ自体は記入するのは楽々だと思います。
わたしは、ここは演習の時間は取らず、参加者に記入してもらうだけでした。
でも会社によるかなー。
弊社は異動があまりなくて、なので50代以上だと自分の専門分野があって、割と自分のスキルの強みや弱みは見えている。CAN部分はかなり書きやすい。転職経験者も多いので毎年職務経歴書をupdateしているひともいる。
ただ、ずっとオペレーターです、ずっと事務です、みたいな感じで書きずらい人もいるんだろうなと思います。そういう参加者がいるときは、ファシリテーターのサポートが必要かなーと思います。
オペレーターでもフォークリフト資格ありますとか、事務でもエクセルでこんな表が作れますとか、とにかくできることはCANなんだから、言語化しちゃうことが大事なんだと思っています。
難しいのがWILLの言語化ですよね。
過去の経験から、自分なりに工夫できたなと思ったこと、褒められてあるいは達成して嬉しかったことなどが、自分が重きを置いているもの=価値を感じていることだし、そういうことを思い出して言語化するのが1番良いのかなあと思います。
でも、それができない人も多いし、ここは多分演習で乗り切るのが1番良いんだろうなと思います。
私の場合は「キャリア・アンカー」をやりました。
キャリコンの講座受けてた時から面白いなーと思っていたキャリア・アンカー。
TOP3の入れ替わりくらいはありそうなするけど、おおよそ変わらない、仕事への価値観。
ミドルシニア向けだと、この演習だけで、割と自分の方向性は掴んでくれるように思います。
私が思うに、大切なのは「価値観は必ずしもみんな一緒じゃないんだから、ちゃんと自分視点で考える」っていうメッセージを伝えることかなと思っています。
定年後、定年再雇用後にどう生きるかを考えたときに、「管理」の価値が高い人のアドバイスを聞いて決めた仕事スタイルに「貢献」の価値が高い人が満足するのか?逆も然り。価値観は人それぞれなのだから、自分で自分の声を聞くことが大事なんだよ、って言うメッセージ。
ま、今回私は初めての開催だったので、そこに気が付かないままファシリテートしていたところがありまして、終わってアンケートを読みながらつらつら考えていた時に、ここではこういうメッセージをはっきり伝えた方が良かったんじゃないのかな?って思ったのでした。