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簡易セルフキャリアドックを開催してみた vol.2

セルフキャリアドッグを開催しようと思って、まず考えたのが対象者です。

「セルフキャリアドッグ入門」でもプログラム案が載ってるのは
年齢別
・20歳代
・30歳代
・50歳代
くらいで、キャリア別のプログラム例も
・管理職候補
・若手
・子育て中の女性
・50代定年前
みたいな感じ。

弊社は新卒をとらないから20代が少なく年齢別開催は難しそうだし、子育て中の女性もガンガン仕事してるからそこにいったい何を伝えるの?って感じ。ここは本当によく自分の会社を理解してかからないとだめよねって思います。

私の場合、ちょっと迷走したものの、自分の年齢に近いところでないとわからん、と思い、まずは定年に近い人とか、せめて50代からと考えました。

私が開催するのは企業内の自分の社員向けのセルフキャリアドックもどきであって、有料で開催している個人向けの研修ではないわけで、そうするとどうしても会社の意図は入れてしまうことになる。

え、これって、キャリコンとしてはありえないですか?
キャリコンは徹底的に個人に寄り添うべきなんですかね。
企業内キャリアコンサルタントとはいえ、30年以上人事やってるHRマネジャーなんで、そこは入れたいよね。会社からのメッセージを。

ということで、会社からのメッセージ、それは
「自分が選択して働いてるんだってことを納得して、会社にいる間は思い切り働いてくれ」

たしかに、こういうコピーは上司受けがいいとも思った。それは認める。
ただね、弊社は中小企業にありがちで役職定年もないから、60歳で再雇用になってもよっぽどのことがないと給与が変わらないんですよ。
だったらさあ、今後日本の若手そのものが不足する中で高齢化する社員構成、働く気のあるシニアにしか働いてほしくない!じゃないですか。

なんかね、シニアが長く働きたいっていう理由の一つに経済的不安っていうのがあるでしょ?人事としては、というか私はそれが嫌。
気持ちは辞めたいのに経済的理由から働かざるを得ないっていうのが嫌。
いや、もちろん働いてたら嫌なこともあるよ?問題を抱えている時期には眠れないとか休み明けが嫌とか、一番いやなのはオフィスへの出社が嫌、それは普通(オイ)。
でも日々なにかしら達成感など感じて、面白みがあるから仕事してる。
そんな面白みが無いんだとしたら、それは地獄じゃないか。
そして、そんな空っぽなシニア社員しかいないんだとしたら、そんな会社終わってるじゃないか。

というわけでね、今回のセルフキャリアドックもどき研修の対象者は50歳以上。
メッセージは「自分が選択して働いてるんだってことを納得して、会社にいる間は思い切り働いてくれ」

こういうのをジョブクラフティングっていうのかな?
と思いつつ、企画書を練り練りするのでした。

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