簡易セルフキャリアドックを開催してみた vol.3 マネープラン
マネープランは最初に持ってこようと考えてました。
なぜかというと、やはりシニアの働く理由のひとつが「経済的不安」なのと、もうひとつは「漠然とした不安」が一番不安だからです。
いや、私自身の実感としては「漠然とした不安に陥る人は、漠然とした不安を楽しんでるのかなーって思うくらい、何もしないまま時が過ぎることを選択する」って思ってるんですけど。
でも、もしかしたらその何割かはただ無知なだけかもしれない。
であれば、マネープランについて基礎的なことをシェアできれば、そして自分の今の状況を知るだけで漠然とした不安がなくなり、いや少なくとも減り、やるべき方策を考えることに時間を費やせる。そうすると「経済的な不安」を理由に「嫌だけど働かなくちゃいけない」状態を改善することができるかもしれないじゃないですか。
それは本人にとっても会社にとってもHAPPY!
昨年独学でファイナンシャルプランナー2級技能士まで取得しまして、それもマネープランについて最初に持ってこようって思った背景にはあるかな。
FP2級もね、不動産・相続の分野がボロボロで、やはりぎりぎりで合格したんで、すべてが中途半端な資格者なんですよ、私。
すべて中途半端だからこそ、すべて掛け算で使うしか生きる道がない!
閑話休題
基礎的なマネープランは、もうやることはひとつです。
便利ツールで家計をチェック(日本FP協会)
ここにあるエクセルのツールをダウンロードして、書き方を説明して入力してもらうだけ。
結婚や出産、老後などにどれくらいお金がかかるとか、そういったデータも日本FP協会のHPにたくさんあるので、そういうのも入れ込む。
あと、すごく大切なのが、自社のデータね。
自社の退職金の制度とか、もらい方の例とか、このパートで説明しちゃう。DB(確定給付制度)なのかDC(確定拠出制度)なのかでも違うけど、キャッシュフロー表を書くのに必要な一番大きなお金なので、ここはきちんと説明します。
それから60歳以降の働き方、うちは再雇用制度なんだけど、それもこのパートで説明しちゃう。
うちは役職定年もないし、基本的には再雇用したからって給与が大きく下がることもないので、そういうことを説明します。ここもマネープランに非常に大切なデータなので、きちんと説明します。
実はこれだけで、「漠然とした不安」はなくなったりします。
自分は経済的に割と自由がきくんだな、と気が付いた人は、「しんどくなったらやめたらいいしね」と、辞めてからやりたいことを楽しそうに語ってくれたりする。
子供が小さかったり大学の学費なんかがあったりしてカツカツだ!っていう人もいるけど、そうすると現役バリバリの気持ちで働いてもらえる。少なくとも引退モードで働いてもらうのだけは嫌なのよ、ワタシ。
ただね、マジで漠然とした不安を楽しんでるとしか思えない人も一定数いるので、本当にそういう人たちは何もしません。家計の棚卸どころか、家計簿すらつけません。
そういう人たちは漠然とした不安のなかにいることこそが快楽になってしまっているので、いつまでも「辞めたいけど辞められない」って言い続けます。これは仕方ないの、一定数の割合で出現するものなので。
自分が届けようとしているのは、漠然とした不安を取り除き、人生を楽しむ知恵や方法を求めている人。数人でもそこに届けばいいんじゃないのかな、と思いつつ、さらに企画を練りねりします。