わすれじの 行末までも かたければ…

わすれじの 行末までも かたければ
 今日をかぎりの 命ともがな

      (儀同三司母・百人一首)

儀同三司は、藤原伊周のことである。
ということで、儀同三司母は、藤原伊周、藤原隆家、藤原定子の母ということになる。
夫である藤原道隆が存命中は関白ということで、子どもたちも昇進や天皇の中宮などと、道隆系は栄華を極める。

しかし、道隆の死後は、伊周が勢力争いに破れて、道長系が政権を担っていく。
道隆系には、苦難の道である。
定子は若くして亡くなり、子供も天皇の位には就くことができなかった。


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