【詩】先生
先生よ
アンタの言う通りでした
自分は今でも授業に集中できずに
落書きばかりしています
脳の錆を磨こうとしてくれたこと
ずっと感謝しています
先生よ
アンタのために毎朝吐いてた
教室まで無駄に傷ついた体を引きずり
誰にも見つからないように
放っておくフリしてくれたこと
今でも感謝しています
先生よ
自分はきっとこれからも
人生に集中できないまんまで
ちぐはぐな心身を引きずって
机も黒板も無い教室に通うんだろう
そこに教壇一つ置いて
アンタを立たせていたいのに
顔も名前も思い出せないんだよぉ
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