犬の肉球の役割
犬の肉球ってすごくて、神経がたくさんあって地面の状態を感知したり
地面から伝わってくる振動を探知したり
微細な変化でも感じ取ることができるのさ。
被災地で活動してる災害救助犬が足場の悪い環境でがばってるのをみると
足切ったり、怪我したりしないかなって、心配になって
靴を履かせてあげた方がいいんじゃないかって思うよねー。
靴を履かせるとその感覚がわからなくなるし
災害救助犬が集中して探索してる時に
靴が邪魔になって気が散ったり
爪をつかってグッと踏み込んだり、バランスを取ったりすることが
靴を履くことで出来なくなったりすると逆に危険になるのさ。
分厚い角質で覆われた肉球の中は脂肪がたくさんあって
弾力があって熱かったり、冷たかったりする地面から体を守ってる。
犬の肉球にはエクリン腺があってさらっとした
汗をかくようになってる。
靴を履いてるとその汗が靴の中にこもって、滑ったり蒸れたりすると犬にとっては障害になるんよ。
だから靴を履いてない。
災害救助犬は狭い所に入って行く時に首輪が引っ掛かって危なくなることがあるから首輪もしてない。
災害救助犬のことを考えてなんだよね。
首輪も靴もしていないのは、災害救助犬のためでもあるのさ。
ぼくら飼主は、見た目で足怪我したらかわいそうだから靴履かせてあげて!って思うけど
訓練された災害救助犬にとっては嗅覚と同じように肉球も大切な感覚器の1つなのさ。