獣医のクセにビビる
ぼくは、獣医のくせに自分のところの猫が病気になると超ビビる。笑
「ヤベーなー」「どうしよう」ってテンパる。草
いつもなら「これならこの検査して、この結果によって、これが考えられるから、この治療して」って
冷静に考えて判断していくんだけど
「なんで!」
「どうして!」
「何が起こっとるんや!」
って焦る。笑
うちの猫が食欲が落ちて下痢して、少し元気なさそうだったので
血液検査、レントゲン検査、エコー検査したら肝臓の値がぶっ飛んでたー。
肝臓の値のALTとASTって言うのがあるんだけど
フツー参考値が50ぐらいなんだけど
うちの検査機器で、1,000までしか測定できなくて
ALTもASTも>1,000で振り切れていて
2,000なのか、3,000なのか、わからない状況になってた。
レントゲン検査、エコー検査では、異常はなかったけど
食前食後の胆汁酸と言って、肝臓の機能が正常に働いているかみる検査なんだけど
食前の食後も胆汁酸もかなり悪い値になっていて、肝臓の機能も低下してた。
肝障害と肝機能障害が起こっていたんよ。
ここから診断していくためには、肝臓の組織生検が必要になるから
麻酔をかけてお腹を開けて、肝臓の1部を採る必要がある。
「原因はわからないけど治療してよくなるかみて、ダメなら組織生検して、診断しなきゃダメだな」と思って、とりあえず治療を開始した。
自分のところの猫に麻酔かけて開腹して、肝臓の1部を採るのはイヤだなって
獣医のくせに思ってしまったー。
笑える~。
とりあえず治療して、原因はわからないけどよくなったからいいや。
獣医としてはダメだけどね。笑