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動物の病気の原因が

動物って人みたいに

「お腹が痛い」とか

「背中が痛い」とか


言ってくれないから、背中触って「キャン」って鳴いたら


ぼくら飼主は、背中が痛いって思うけど


実際は、お腹が痛くて背中触った時に


痛みを感じたので「キャン」と鳴くこともある。


お腹が痛いのに背中を一生懸命調べて


レントゲン検査しても何も異常なくて、背中が痛い原因がわからないってこともある。


だからぼくは体をよく診て、触って確認する。


お腹が痛くて力が入っていて、ずっと力を入れてることで、背中が痛くなる子もいる。


よくあるのが膵炎で、お腹が痛くて背中を痛がる子もいて


痛みの場所を勘違いしてしまうことがある。


犬の去勢していない子が腰を痛がる時も


痛みは腰じゃーなくて、前立腺が肥大することで、前立腺が骨盤に当たって痛がることがあるのさ。


腰のレントゲン検査をしても異常なくて、原因がわからないこともある。


前立腺肥大で腰が痛くなってる時は


直腸検査をして、前立腺が大きくなっていないか


前立腺を触って痛がるか、確認してる。


前立腺が大きくなって、腰が痛くなってるなら前立腺の治療しないと痛みの改善にならない。


動物って「ここが痛い」とか、言ってくれないから


よく診て、よく触って、確認しないと勘違いしちゃう。


ぼくら飼主が勘違いしちゃうことはしょうがない。

これは、獣医が見極めるものだから。


ぼくが、飼い主さんから信頼してもらえていないと


飼い主さんに「腰を痛がるんです」と言われて診察すると


前立腺が大きくなって、触ると痛がるので


「これは前立腺が大きくなって痛がっていますね」と言っても信じてもらえない時がある。(悲)


飼い主さんとの信頼関係は、大事だなって思う。

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