ペットオークションの現実
環境省からペットオークションやブリーダーへの
一斉調査が行われた調査結果が発表になった。
ペットオークションで取引された犬猫の生年月日の改ざんと
幼齢販売規制等に違反していた。
動物愛護法では、生後56日以下の犬猫の販売は禁止されているんだけど
小さい子の方が売れるから生後56日たたない子の生年月日を改ざんして
生後57日になるようにして販売してた。
動物愛護法が改正される前は、生後49日で販売してたから生後49日でもいいじゃんって改ざんされてる。
まぁその方が確かに小さいから売れる。
ちょっとでもサイズが大きくなったり、生後10週とか、12週とかになってしまうと
値段が10分の1ぐらいになってしまう。
ブリーダーも高く売りたいし、ペットショップも小さい子がほしいので
そこで生年月日の改ざんが起こってしまう。
この改ざんは調査したほとんどのペットオークション会場でみられたようで
生年月日の改ざんは日常になってる。
ぼくら飼主は、ペットショップから言われた生年月日を信じるしかないけど
実際の誕生日は違ってることが多い。
この問題ってぼくが獣医になった30年前からあったんだけど
今回、ちゃんとお役所が調べて調査報告として発表してくれた。
これは、もちろん改ざんするブリーダーが悪いし
それを黙認しているペットオークションも悪いんだけど
小さい子を好んで買うぼくら飼主になる側の問題もある。
飼い主になる前の人が知ることができたり
動物と共に暮らす前に現状を学ぶことができるといいんだけどね。