動物も人もがんばって
ぼくは、がんばって生きてると思っていて、がんばって生きてる人も多いんじゃないかな?
日々いろんなことをがんばってる。
がんばってもがんばってもうまくいかないこともあって
「しんどいな」って思うこともありながらがんばって生きてる。
生きるって楽じゃーない。
動物は、がんばって生きてることはなくて、ただ今を生きている。
今生きてることが明日にもつながってる。
ここは、動物と人間の生きるの違いだなって思うのさ。
動物が今死なないようにがんばることはあっても来月、来年、5年後のためにがんばって生きることはない。
ぼくら飼主は、将来のため、老後のため、子供のため、パートナーのため、親のため、お金のため、仕事のためといろんなことをがんばって生きている。
共に暮らす動物はぼくら飼主のためにがんばるけど他のためにがんばることはない。
人間も家族のためにがんばって生きたりする。
旅立ちまじかになった時、動物はぼくら飼主に「死なないで!」「もう少しがんばって!」と言われてがんばる。
人も家族にそう言われて、歯を食いしばりがんばって生きおうとする。
今まで家族に
「よくなるよ!」「治るよ!」
「がんばって治療しよう!」
「手術がんばって!」
「抗がん剤がんばって!」
と言われてがんばって、治療してきて
最期の最後の時まで「まだ、死なないで!」「もう少しがんばって!」と更にがんばらせる。
散々がんばって生きてきて、最期の最後の死ぬ間際までがんばらないといけない。
人間はどこまでがんばらせるのだろうか?
死ぬ時ぐらい肩の力を抜いてがんばらないで、安からかに旅立って逝きたいと思うし
家族が旅立つ時も逝かないでと強く握りしめた拳をそっと開いて手放し、受け入れて
穏やかな気持ちで看送ってあげたいなとぼくは思う。
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