牡牛座考察 〜我こそが思う美意識と主観的感覚〜
今回は牡牛座を考えてみます。
彼らに一貫してる特徴としてわたしが強く思うのは、
とにかく主観にこだわる。
ということ。
牡牛座さんには突出した美的センスがあるのだけれど、それに対する自分なりのこだわりがとかく強い。
しかし、そこには客観性がなく、あくまで主観的であることが特徴。
つまり、世間でウケているからわたしもこれが好き!という感覚ではなく、自分がこれをいいと思ったから、誰がなんと言おうとコレが好き!って感じ。かつ、そこに対するゆずれなさが強い。
周囲から見た自分がいかに素敵か、美しいかということより、自分のお眼鏡にかなったモノをこよなく愛し、それを所有することにこだわる。この「所有」というのは、とかく牡牛座のキーワード。
所有にこだわるがゆえ、それを手放すことには強い抵抗を感じやすい。これは何もモノに限った話ではなくて、思考や感覚に対しても同様。自分が握りしめた思考や感覚は、誰に何を言われようが、そう簡単には揺らがない。自分が持っているものを、とかく大事にする。
ゆえに五感が鋭い人が多く、自分が五感で得た快感を判断基準にします。
触り心地や香りにこだわりを持つ人も多い。自分が「気持ちいい」「美しい」と感じたものこそがすべて。そのディテールへのこだわりも人一倍。上質な布、オーガニック製品の肌触り、アロマの芳香を好む人もいます。どちらかと言うと人工的なものより、自然のものを好む傾向。
当然味覚にも優れているため、よくグルメとも言われます。食べることそのものが大好きだったり。
しかしそれも、あくまで自分が「美味しい」と思う味を追求していきます。
牡牛座が美や快感にこだわるのは、支配星が金星であることも一因。支配星が金星であるというのは天秤座も同様なのですが、牡牛座と天秤座の美に対する感覚の決定的な違いは、主観であるか客観であるかということ。周囲との調和を重んじ、他人の出方や反応を気にする天秤座の美意識と違い、牡牛座の場合は、そこがあくまでも自分主体になるのです。
そのため、頑固と捉えられることもあるでしょう。
ある意味、そうまでしても自分の感覚を貫きたい人たちなのです。
そのため、牡牛座とうまく付き合おうと思うのなら、彼らの感覚を無視したり否定しないこと。むやみやたらに急かさないこと。自分のペースに巻き込もうとしないこと。おっとりしているように見えても、内面の信念はかなり強固です。そこを甘く見ないこと。
ファッションで言えば、フェミニンなものが合います。女性らしい丸みを帯びた体つきの人が多いので、そのラインを活かすような感じで。おっとりとした温和な雰囲気を持ち、どこかのんびりとしたイメージを与えるため、ふんわりとしたアイテムがよく似合います。素材は上質なものにこだわった方が良いでしょう。髪型も、ふんわりとしたウェービーな感じがイメージ。
似合う場所は、一流と呼ばれるようなスポット。オペラや劇場も似合いそう。逆にダメなのは、スピード感や早い決断を求められるようなところです。
自分が思う、感じる美の意識こそが大事。斬新?流行?ダサいかどうか?そんなことは知ったこっちゃない。
わたしの快楽は、わたしが決める。
それが牡牛座の生きる道です。