【写真記】川湯硫黄山・つつじヶ原自然探勝路(2023/06/10,23)
満開のエゾイソツツジの群生が見たくて、つつじヶ原自然探勝路を6/10と6/23の2回、歩いてきました。
6/10は二分咲き、6/23はもう終盤という感じで、ベストタイミングは逃してしまいましたが、壮大な風景を堪能させていただきました。
川湯温泉街の様子も共に御覧ください。
まずは『川湯ビジターセンター』へ。
駐車場は木立の中にあり大型キャンピングカーは停めづらいので、隣の公共駐車場に停めました。
公共駐車場は車中泊不可。トイレはありますが夜間閉鎖されます。
2022年春にリニューアルし、内装もぐっとスタイリッシュになりました。
温泉街を散策。一昔前は観光客で賑わっていましたが、現在ではホテルや旅館、お土産屋さんも廃業されているところが多くて閑散としています。
今年、町営温泉をリニューアルする予定と聞いていましたが、そちらも未だ廃墟のまま。
少しずつ温泉街の廃屋を撤去して町の活性化を図っていく方針だとのことで楽しみです。
エコミュージアムセンターから足湯まで森の遊歩道ができていました。
川湯温泉街名物の足湯。こちらもリニューアルしてます。
上2枚は川湯の森散策路。下はつつじヶ原自然探勝路の入口です。
自然探勝路の道すがらに、植物や硫黄山の成り立ちなどの説明板が点在しているので勉強になります。
森の下草はびっしりとシダ植物が生い茂っています。原始の森という雰囲気。
これ、コゴミ?
視力がよくないので、こういうのを遠目に見て「鳥か?!」と勘違いしてしまう。
シジュウカラかな。小鳥はすばしっこくて、写すのが難しい。
エゾイソツツジの群生エリアに入りました。
が、この辺りはまだ蕾が多いです。
エゾイソツツジの群生は、なんと約100haにも及びます。
お花はボンボンのように密集して咲きます。
硫黄山が近づくに連れ地熱が高くなるのか、エゾイソツツジが咲いているエリアが広がりました。
アカエゾマツとハイマツとエゾイソツツジと。
これこれ! こういうのが見たかったんです。
ごく一部のエリアですが、これが一面に広がると思うとテンションが上ります。ちょうど展望デッキがある周辺が満開になると見応えあるでしょうね。
植物が育つには過酷な環境。森を抜けると野鳥もあまり見かけません。
風向きのお陰で硫黄臭に悩まされることがなかったのが幸いです。
仲間とは外れた場所にポツンと、たくましく根付いています。
朽ちたハイマツの影に根付く方が生き残れるみたい。
自然探勝路入口から約2.5km、硫黄山駐車場に到着。薄曇りだったのにけっこう汗をかいたので『硫黄山レストハウス』で休憩です。
ちなみに硫黄山駐車場は有料です。摩周湖第一展望台駐車場と共通で、二輪車200円、乗用車500円、マイクロバス1,000円、大型バス2,000円となっています。
ウチのキャンピングカーで来たら1,000円になるのかな。
ここで『温玉ソフトクリーム』発見! これは食べねば!!
「よく混ぜてください、カスタードクリームのような味になります」
キャラメルソースのかかったソフトクリームと温玉(温泉蒸し卵)だけを混ぜればよかったみたい。底にあるクランチまで混ぜたら甘すぎた…。
でも、それぞれの素材がとても美味しかった。また食べたい!
550円でした。
※7/12に訪れた時は、軽食コーナーは改装中でした。お土産品は販売してます。
・【硫黄山レストハウス】リニューアル工事による休業等について|楽しむ摩周湖&硫黄山in北海道
同じ道を戻るのも面白くないので、アカゲラコースからゴゼンタチバナコースを歩いてみました。こちらは初めてです。
つつじヶ原自然探勝路を歩いている観光客もまばらなのに、アカゲラコースはまったく人の気配がしない。
この時期、ここにクマは出ない。出ないと思う。食べ物が少ないし。
アカエゾマツの森の中は涼しくて、エゾハルゼミの合唱に耳を傾けながら歩いていると遊歩道の両脇にゴゼンタチバナがお目見えしました。
一面の、というよりも点在している感じですが、そこここで楽しませてくれます。
秋には真っ赤な実がたくさん生るのでリスなども集まってきそうですね。
左上:羽化して間もないのか、エゾハルゼミがよたよたしていました。
右上:穴を開けたのはアカゲラだろうか?
左下:ごめんなさい、不明…。
右下:遠目に見て植物の穂かな?と近づいたら… 蜘蛛の子団子!!!ひー!!!!!(と言いながらガン見)
左上:くるりんシダ。エゾイソツツジをバックに。
右上:マッチ棒みたいなコアカミゴケ。苔ではなくて地衣類。
左下:ガンコウラン。こちらも秋に濃い紫色の実をつけます。
右下:ツマトリソウ。変換したら「妻と理想」って出た。深い。
6/23再訪問。すでに終盤になり、花が真っ白ではなくなっていました。
惜しい、惜しかった。ベストタイミングは6/15〜20あたりだったのかな。
またの機会はやってくるだろうか。
来年のことは誰にもわからない。
『川湯ビジターセンター』併設の『Chip Hop Cafe』で、パキスタン風スパイシーチキンカリーをいただきまーす。
意外や発酵玄米! 見た目は映えないかも知れませんが、スパイスが効いてレモンもいい仕事してて、美味しかった。また食べたい。
そして次回はタイ焼きならぬ「屈斜路湖ます焼き」も食べるぞ。
日帰り入浴は、『ホテルパークウェイ』(500円)と『お宿 欣喜湯』(1,000円)を利用しました。
来年の参考にしていただければ幸いです。
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