【香川県】さぬき津田 石清水神社(2024/05/12)
訳あって2泊3日も滞在させていただいた道の駅 津田の松原。隣接する『津田 石清水神社』へも3日間参拝させていただきました。
【旅暮らし*まとめ記】
2024旅暮らしスタート〜四国へ(2024/05/06〜05/13)
さぬき津田 石清水神社
津田浦はかつて難波津(なにわつ)と呼ばれ、機内の大和朝廷や朝鮮半島などとも交易があったそうです。
仁和年間(885〜888)、山城国(京都男山)石清水八幡宮の分霊を勧請し雨滝山麓に津田八幡宮として鎮座したのがはじまりで(※承和元年(834)宇佐八幡より奉遷勧請したという説もあるけど、ここでは公式サイトの記述を踏襲しました)、現在地に遷座したのは慶長5年(1600)。石清水神社と改称したのは明治5年(1872)。太陰暦を廃し、太陽暦を採用することの詔書が発せられた年です。
ちなみに雨滝山麓の跡地は座殿池という溜池になっている、とネット上には書いてありますが検索しても見つからず。「御殿池」の間違い?
主な祭事と境内のご案内。道の駅に面している鳥居は横から入るかたちです。一の鳥居は海(津田の松原)に面しており、夏至の日の出が真正面になるよう配置されています。
2024年の夏至は6月21日(金)です。
珍しい、雌雄の狛犬さん。左:阿形が雌で、右:吽形が雄です。
随神門を護る右大臣、左大臣。とても状態がよく、美しいです。仏師の名も明記してあります。
お写真を撮るとき、どことなく「えっ、わたしたちを撮るのか?」と照れたような感じがしました(^^)
手水舎の水盆?銅製でしょうか、これもとても珍しいと思います。
「盆」しか読めない。真ん中は「瀬」?
こちらは真新しい狛犬さん。しめ縄が緩〜く括られてるのが可愛い!
「真新しい」と言っても、たぶん昭和とかじゃないかしら(年代を見ておけばよかった…)。
津田の松原も松枯れに悩まされ殺虫剤散布などしているそうですが、あちこちから松の幼木が生えてたり根っこから蘖(ひこばえ)が伸びてたり、再生力が強いと感じます。
御祭神は誉田別尊(ほんだわけのみこと)、息長足姫尊(おきながたらしひめのみこと)、玉姫命(たまひめのみこと)。
御祭神に関しては後述します。
こちらも珍しい、ニホンオオカミの狛犬さん。香川県では唯一、ここにしかないそうですが由来は不明なんだとか。
天正年間(1573-92)の戦乱で、記録・棟札などが焼失したため詳細な由緒も不明となってしまったそうです。
随所に八幡宮の神紋『三つ巴』が施されています。灯籠も水桶も立派で、古くから厚い信仰を集めていたのだと容易に想像できます。
御祭神について調べてみました。
誉田別尊は仲哀天皇と神功皇后との間に生まれた皇子で、第15代 応神天皇として即位。八幡大神の別称で全国的に広く知られる神様です。
(その一方で八幡神は、元々は大漁旗を意味する海神と云われています。)
息長足姫尊(=神功皇后)。つまり誉田別尊の母君。
玉姫命は、玉日女命? 一瞬、玉依姫かと思った。
「玉姫命」で検索してみたら、愛知県小牧市にある田縣(たがた)神社がヒットしました。公式サイトによると以下の通り↓
それがどうして、ここ津田の石清水神社の御祭神に? 勧請したと云われている京都の石清水八幡宮の御祭神の中にも入ってないし。
もうひとつの勧請説、大分県の宇佐八幡宮には「比売大神(ひめおおかみ)」が御祭神に名を連ねていました。多岐津比売(たぎつひめのみこと)、市杵島比売(いちきしまひめのみこと)、多紀理毘売(たぎりひめのみこと)の宗像三女神のことです。
海、水に関する神様としては、こちらの方がしっくりくるような気がしますが、どうでしょうか。
まぁ…わたし神社めぐりはしてるけど、古事記も日本書紀もちゃんと読んだことないからなぁ。
玉日女命は『出雲国風土記』の『仁多郡(にたぐん)の条』にのみ登場する女神ですが、こちらの御祭神につながるような内容ではなかったです。
お賽銭箱に「神社拝詞」が掲げられていたので、参拝の折に唱えました。
公式サイトのトップページには「厄払いの神様」であることが真っ先に表記されています。
先日大コケして怪我したことも、脱輪しちゃったことも、ここで厄払いが終えたと氣持ちを改め感謝を申し上げました。
厄払いの願い事がある方は参拝されてみてはいかがでしょう。
風光明媚な琴林公園と海岸をお散歩するだけでも心が洗われます。
月曜日の夕方、海岸からのお散歩帰りにご挨拶を〜と参拝したところ社務所(授与所)の窓が開いていて宮司さん(たぶん)がいらっしゃるのに気がつきました。時刻はもう18時近かったのですが、おそるおそる「遅い時間にすみません、御朱印をいただくことはできますか?」と訊ねたら快諾してくださって、「急いでクルマから御朱印帳を持ってきます!」「慌てなくていいですよ〜」と穏やかに接してくれました。
「介景福」とは、津田石清水神社の扁額に書かれている漢文で、「景福を介(たす)く」=「この(津田の松原の)景観を見た方々に福が訪れる」という意味なのだそうです。景福、眼福**
それと、宮司さんが趣味で作っているという干支の版画の御朱印(?)もいただきました! 今年は辰年ですから、龍神さんです。嬉しい!!
何回も参拝せんでも〜って躊躇したけど、お参りしてよかった。でなければ社務所が開いてることも気づかなかっただろうし、御朱印もいただけなかった。タイミングにも恵まれたなぁ。
何回も参拝したのに、「馬のような御神牛」さんには気づかなかった…。
写真は撮ってないけど、人懐こい看板猫「みけちゃん」には会いました♪
拝殿で手を合わせてる時に鈴の音がして、どこから聞こえてくるのかと思ったら拝殿の床下にゴロンと寝転がってこちらを見てました(笑)ビックリした〜
GoogleMAP
・道の駅、さぬき津田 石清水神社、津田の松原、クアパーク津田
隣接する『道の駅 津田の松原』、津田の松原(琴林公園)、クアパーク津田(日帰り入浴)は以下の記事をご参照ください。
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